メトミックアクションシリーズ1[1991年]

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ギターを抱えた渡り鳥(1991年)

記念すべきメトミックアクションの第1作目です。タイトルから元ネタは小林旭さん主演の「ギターを持った渡り鳥」だと思います。本作は当時AV女優で人気、知名度のあった橘優希さんが主演でキャットファイトを行なっているところが結構価値ありな作品だと思います。対戦するのは柏木由美さん。由美さんは中野監督の作品にも結構でていますし、中野監督の作品ではないですが「ドミナの屈辱」にも出演され激しい力の入ったキャットファイトをしていたりと、CFに多くかかわっている女優さんです。この頃は結構グラマーでした。


<第一戦>
出演者:橘優希 vs 柏木由美

回想シーンが始まり、その中で対立する2つのファーストフード店に勤めていた優希さんと由美さんが突然肩の押し合いから取っ組み合いになり、転がったり組み合ったりして闘います。制服を着て徐々に服をはぎ取りあいながらの闘いはなかなかに見ごたえがあります。闘いの最中に優希さんにヘッドロックをかけた由美さんが、逆に左乳首に噛み付かれて、食いちぎられてしまい闘いのシーンは終わります。


<第二戦>
出演者:橘優希 vs 柏木由美

浴場の洗い場で体を洗っていた優希さんに背後から襲い掛かる由美さん。そしてそのまま全裸での格闘となります。1戦目とは違い、初めから全裸同士の対決となり視覚的にも見ごたえがあるのですが、残念ながらこの時代はボカシ(この頃はモザイクとボカシというのが一般的な秘部を隠す方法でした)が大きく、かなり画全体にボカシがかかってしまっているのが少し残念なところです。)転がりながらの格闘から、おなじみの胸のつかみ合い等の攻防があり、そのまま二人とも湯船に入っての闘いに移行します。最後は優希さんが由美さんの頭を押さえつけてお湯に沈めて決着となります。


女教師無頼 学園大爆破(1991年)

メトミックアクションの第2作目です。学園ものなのですが、なんといったらいいものか、、、あいかわらずのぶっとび設定です。元ネタはわからないですが、永井豪先生(デビルマンやキューティーハニーを書いた漫画家)の作品っぽさを感じます。この作品の主役である大友梨奈さんは美形で結構かわいいです。


<第一戦>
出演者:大友梨奈 vs 柏木由美

学園に赴任してきた女教師の大友梨奈先生。不良女生徒の柏木由美さんにナイフで襲われますが、それを防いでそのまま取っ組み合いになります。お互いに上になり下になりと組み合いながら服がはだけたりしながら闘います。最後は梨奈先生が押えつけて往復ビンタを張り勝利します。


<第二戦>
出演者:大友梨奈 vs ジュネ女王

梨奈先生が学園の黒幕であるジュネ女王との戦いとなります。ジュネ女王が「人間には二種類あるんだ。支配するやつと支配されるやつ」と言うと、梨奈先生が「そして死んじまうやつと生き残るやつね」と言って闘いが始まり、バックにはウエスタン調のミュージックがかかります。梨奈先生の武器の三角定規は早々に叩き落とされ、素手での戦いになります。転がりながらお互いに馬乗りになって(嘘)ビンタしたり(嘘)殴りしながら攻守を入れ替えつつ闘います。そしてジュネ女王が巨乳を生かした胸押し当て攻撃で優位に立ちますが、どこからでてきたの?というビール瓶をジュネ女王の頭にぶつけて梨奈先生は脱出。しかしそれでも依然余裕があるジュネ女王に押される梨奈先生。最後に起死回生の手段で取り出したミサイル?攻撃でジュネ女王を撃破し勝利します。


カンフーレディー悩殺遊戯(1991年)

メトミックアクションの第3作目です。 この作品の元ネタはタイトルからわかるようにブルース・リー主演の「死亡遊戯」だと思います。本作で主演を演じる山本梨香子ちゃんは美少女系のかわいい女の子です。そして脇を固めるのは中村京子さん風見怜香さん。お二人とも中野監督作品に多数出演されている女優さんです。特に中村京子さんは日本のキャットファイターの元祖ともいえる存在であり、正に日本CF界の大御所と言える存在ですね。京子さんは中野監督作品には欠かせない女優さんですが、改めて確認すると意外にもこの作品を含めてメトミックシリーズではCFシーンを演じているのは3作品と少ない感じがします(勝手なイメージですが中野監督作品の半分くらいには出てらっしゃるイメージがあったりしましたので)個人的には、この作品の中村京子さんと風見怜香さんの闘いは、巨乳熟女同士の決闘というか、ギャングのボスをめぐっての娼婦同士の決闘という感じがしていて、なかなかいい感じです(物語上の設定とは違いますが)


<第一戦>
出演者:中村京子 vs 風見怜香

主人公の梨香子ちゃんの回想シーンで、梨香子ちゃんの母親役設定の中村京子さん風見怜香さんと対決します。
倉庫みたいなところでお互いにトップレスに黒のTバック、ガーターベルトにストッキングというセクシー格好で闘いが始まります。お互いに巨乳を揺らしながら取っ組み合い、上に下にと攻守を入れ替えつつ闘います。そして途中怜香さんが京子さんにお茶をひっかけて、髪をつかんで振り回し、そのまま殴り畳み込みます。画面はかわり、お互いの胸のつかみ合いからストッキングを千切りあったり、噛みつきあったりして闘いますが、最後は怜香さんのキックで京子さんが後ろに弾き飛ばされ、怜香さんが踏みつけるように京子さんのお腹を蹴りまくり闘いに勝利します(ちなみにこの時梨香子ちゃんは京子さんのお腹に宿っているという設定でした)


<第二戦>
出演者:山本梨香子 vs 風見怜香

母親の敵である風見怜香さんと対決する山本梨香子ちゃん。引き継いだ悩殺拳をつかって怜香さんに闘いを挑みます。
中野監督が大好きな小道具”かぎ爪手袋”を右手につけた怜香さん(余談ですが、他の作品にも登場するこの”かぎ爪手袋”の最初の登場はこの作品だったのではと思います)その爪攻撃を受け止め防ぎつつ、転がり闘います。途中梨香子ちゃんが結構力強く怜香さんの胸を鷲掴みにするのですが、その時の怜香さんの「痛っ」っていう声も本気っぽくこのファイトの一番の見どころとなってます。その後梨香子ちゃんもトップレスにされ闘いは続きますが、段ボールに梨香子ちゃんが押し倒されて怜香さんの爪が眼前に迫ります。CFはここで終了となります(この後は捕まっていた男が脱出し、怜香さんを倒すという展開でした)


海底轟姦(1991年)

メトミックアクションの第4作目です。 この海底轟姦は個人的にはメトミックアクションシリーズの中で1,2位を争うほど好きな作品です。名作アマゾネスを意識した最初の女王決定戦から始まり、最後の二人の水中キャットファイトから全裸での闘いの流れ、そして本作で一番の見どころである最後の股間掴み合いシーン等見ごたえがあります。本作のタイトルから元ネタは東宝の特撮映画「海底軍艦」で間違いないでしょう。私は海底軍艦は見たことはないのですが、ネットで見られる動画を見るとかなり元ネタのシーンを再現度高く撮られたシーンとかあったりして、特撮ものに精通されている中野監督らしさ全開の作品といった感じです。本作品に出演している川島美優さん芹沢里緒さんの二人も魅力的です。特に芹沢里緒さんといえば中野監督作品には欠かせない女優さんで、他の作品ではメイクで素顔が隠れてしまっていることが多いのですが、この作品では通常メイクっぽい里緒さんが見られるのもうれしいポイントです。芹沢里緒さんはかなりの美形で、コミカルもシリアスも演じられる魅力的な女優さんだと思います。メトミックシリーズでは中村京子さん同様3作品でCFを繰り広げています(出演は4作品)。里緒さんは中野監督作品では、主人公で出演したことはなく、いつも敵役で悪の親玉的な役どころを演じています。主人公は色んな女優さんが演じて変わっていく中で不動の敵役といった存在ですね。


<第一戦>
出演者:川島美優vs芹沢里緒

水中にある王国の女王を決める闘い。女王候補の美優さんと里緒さんが相撲に似た形式のファイトで対決します。お互いに廻しを付けて最初は相撲の取り組みのように闘いますが、廻しを掴む手がお互いの髪の毛を掴み合いになります。そして里緒さんの手が美優さんの胸を掴むと、お返しに美優さんが里緒さんの胸を掴み返しそのまま転がり込みます。里緒さんが上から押さえ込んで美優さんの股間に爪を立てますが、美優さんが何とか里緒さんを弾き飛ばして逆にすかさず馬乗りになり、里緒さんの髪の毛を掴んで床に何度も頭をぶつけてこの闘いに勝利して女王になります。


<第二戦>
出演者:川島美優vs芹沢里緒

女王になれなかった里緒さんはクーデターを起こし、美優さんを捕らえます。捕らえた美優さんにおとなしく政権を渡すように説得する里緒さん。その返答とばかりに、美優さんは里緒さんの顔に唾を吐き、すかさず里緒さんに殴られます。しかし美優さんは里緒さんの手下に襲われながらも隙をついて反撃して手下を撃退し、里緒さんに飛び掛り、そのまま組み合いになります。美優さん優勢のまま里緒さんの上に圧し掛かり鼻に噛み付きますが、里緒さんの部下に後ろから殴られて気絶してしまい、ファイトは終わります(これはほんのちょっとのファイトです)。


<第三戦>
出演者:川島美優vs芹沢里緒

剣をもって対峙する二人。王座の前で剣を交え、最後の闘いが始まります。そこから場面は突然プールに移り、水中キャットファイトが始まります。激しく水中でつかみ合い、取っ組み合う二人。美優さんが里緒さんに髪を掴まれ水中に押し付けられるシーンで場面が変わります。


そして、二人が息を切らしながらプールから這い上がってくるシーンから新たな場面が始まるのですが、このプールから上がってくるシーンは陽暉楼のトイレから浅野さんと池上さんがもつれながら出てくるシーンを彷彿とさせます。そして闘いの中でとうとう二人の体をまとっていた衣装は濡れて紐のようになってしまっていて服としての役目をはたしていない状況になってます。その布も闘いの中で剥がれ落ち、二人とも全裸になります。この全裸シーンではなぜか突然二人の体に黄色と赤の塗料がところどころかかっております(傷跡や血痕の演出?と思います)そして闘いは更に加熱し、全裸のまま絡み合います。ここの辺りはお互いの喘ぎ声と互いに向かっていく姿勢が見ごたえあるCFになっております。


そして加熱した闘いの中で「このやろう」という里緒さんの声と共にお互いのあそこを激しくつかみ合います。お互いに苦しみながらも手を緩めない二人。「このままだとお互いに使い物にならなくなるわよ」と里緒さんが苦しみながら言うと「1、2の3で手を離しましょ」と美優さんも苦しみながら答えます。そして二人で「1,2…」と数えますが、3の声とともにそこで二人とも手を離すどころか更に力を入れて相手のあそこを掴み、二人とも「あー」と大声で叫び「うそつき!」「どっちが!」と言い合いながら悶えながら屈みこみます。個人的にはこのシーンが本作品の最も見所だと思います。そしてシーンが切り替わってしまいストーリーの流れ上、CFは終了となってしまいます


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コメント

コメント一覧 (8件)

  • いつも拝見させて頂いています。中野監督のメトミックシリーズ懐かしいです。闘いがパターン化したり血の感じがグロくて見なくなってしまいますたが。慣れちゃうとさらに違う刺激をもとめちゃいます。とはいえ、大変お世話になったのも事実で、コメントされている海底轟姦のあのシーンは今でも良く思い出します。にしても、元ネタの作品までご存じとは、恐れ入ります。

    • 色々コメントありがとうございます。励みになります。
      中野監督はやはり初期作品が私お好きです。血糊とグロ系(内臓出ちゃったり)は私も苦手ですので気持ちはわかります。海底轟姦は中野監督作品の中でもかなり好きな作品の一つで最後のシーンはやっぱり印象深いですよね。あと元ネタを知ると中野監督の凄さが更にわかったりしますね。

  • このシリーズ全部見てました
    剣の鍔迫り合いをする2人の睨み合いとか
    アソコを掴み合う姿覚えてます
    芹沢理緒さんは川島美優さんが大嫌いだと
    当時から公言して「嫌いな女がいて(喧嘩の撮影で)こいつを殴れるんだと思ってた」という話をメイキングの映像で話していたのを
    見てましたね

    • 貴重な情報ありがとうございます。このコメントには書ききれないので本日の更新のところにこのコメントについて取り上げさせていただきました。
      もしもよろしければ「芹沢理緒さんは川島美優さんが大嫌いだと当時から公言して」というのの情報を何で知ったのか教えて頂けると幸いです。

  • 当時キャットファイト通信とか雑誌(時代がバレますね)でキャットファイトの特集で中野監督の撮影場面が取り上げられてましたね
    その時にこの話と伊藤舞さんが中村京子さんと全裸相撲をしたら胸があたって気持ちよすぎて本来なら演技でチクショーって言うセリフの場面で困ったという話をしてましたね

  • キャットファイト通信という雑誌は初めて聞きました。中野監督の撮影場面の記事とか面白そうですね。伊藤舞さんが中村京子さんと相撲をして嬉しかったというのは「SUPERキャットファイト 女猫達のバトルロイヤル(1992年)」に収録されていたインタビューでも言ってましたね。その相撲シーンは「女体渦巻地帯(SPIRAL ZONE)(1992年)」で紹介しております。

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