バトル(BATTLE)

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バトル(BATTLE)の概要

まず最初にお断りしておかなければいけませんが、私はバトルさんが立ち上がった初期の頃しか詳しく知りません。もちろん今現在も様々なキャットファイト関連作品をリリースされているのは知っておりますが、私個人の嗜好とは方向性が違いますので最近のバトルさんについては全く語ることはできません。ですのでここでは概要と書いてますが、立ち上げ初期のお話に限定させて頂いた私の認識という感じになってしまっておりますので、その旨予めご承知おきください。

バトル(BATTLE)さんは今現在もキャットファイト映像の制作をされている日本のキャットファイトメーカーです。ただ正直申し上げて現在制作されている作品自体は私のCF嗜好とは方向性が合っておりません(これはあくまでも私個人のCF嗜好があっていないというだけで否定しているということではありません)しかしそれでもこの女闘眼で取り上げたのは日本のキャットファイトの歴史を語る上で絶対に外せないメーカーだと考えているからです。

では一体バトル(BATTLE)さんは日本のキャットファイトの歴史でどんなことをしたのでしょうか?

それは日本で初めてキャットファイト専門の販売店をオープンしたという事です。

1995年6月4日 バトル上野店オープン

この出来事は日本キャットファイト界にとっての大きな一つの転換点であり、その後に与えた影響を考えても日本のキャットファイト界隈に大きな風を巻き起こしたという事は、バトル上野店オープン当時のCF界の状況を知っていた方々にとっては特に異論はないと思われます。

私も当時はキャットファイトビデオ専門の販売店として、またCF情報発信のターミナルとしてとても多くの価値を感じ利用させて頂きました。この場所で多くの海外キャットファイトメーカーの作品を知りましたし、通常店舗では購入できるかわからない日本のCF関連のビデオやDVDを安定して購入できるお店としてもとても重宝させて頂きました。

(一応補足しておきますと、当時インターネットはまだ一般家庭にはそれほど普及しておらず海外からの直接購入も難しい時代でした。そんな中キャットファイト作品というマイナーなジャンルの作品はレンタルビデオ店やセルビデオ店に置かれているということ自体が珍しく、作品が発売されていることが分かっていても購入することができる店舗を探すことが難しいといった状況でした。もっと言えばそもそも情報を入手すること自体が困難な時代だったということで私を含め多くのCF嗜好を持った同士の方々も皆とても苦労をした時代でした。)

そんな中、国内外のキャットファイトビデオを当時としては信じられないレベルで品揃えして我々に提供してくれたバトル(BATTLE)さんの功績は、CF情報の発信基地及びCFビデオ購入場所として非常に大きかったと思います。


そんなバトル(BATTLE)さんですが、CFビデオ専門販売店としての顔以外にオープン当時から様々なキャットファイト作品を制作しておられました。私の記憶ではオープン当初は以下の4つのシリーズ作品を出していたように思います。

1.”BC-”というナンバリングがされていた女同士のキャットファイト、男vs女のミックスファイトで構成されるバトルオリジナルビデオシリーズ
2.”BOK-”というナンバリングがされていたタイ(?)で撮影された現地の女性同士によるトップレスのキックボクシングが収録された「本気~MAJI~レーベル オンナの本気シリーズ THE殴り/蹴り トップレスマッチ」シリーズ
3.”BOS-”というナンバリングがされていた、マンションのような部屋の中で撮影されたと思われる日本人女性同士の女相撲シリーズ
4.”BOW-”というナンバリングがされたタイ(?)で撮影された現地の女性同士によるトップレスのレスリングが収録されたシリーズ

その後は主に日本の女性によるプロレススタイルの作品やレスリング系の作品、演技系キャットファイト、女相撲、いかせっこバトルやレズバトル作品、ボクシング系作品と幅広くキャットファイト作品をリリースされていて、今に至っているという感じではないかと思います。ただしサンプル等で確認した限りでは私の嗜好とはちょっと異なっていると思い、初期の作品以外は購入したことがない為そちらについて語ることはできません(もしかして私の嗜好に合うものも何作かあるかもしれないとは思っておりますが)

ここでバトルさんの初期作品のイメージを以下に載せておきます。何となく創設当時のエネルギーを感じます。

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個人的に好きな作品

私とは嗜好の方向性が違うバトル(BATTLE)さんの作品ですが、その中でも比較的自分の嗜好と合っている作品を紹介します。特にここであげた「キャットファイトNo6 しほか vs 香織」は旧女闘眼でも「私の好きなCFランキング(日本もの)」にあげていた位好きな作品になります。もちろん今でも私的に日本のキャットファイト作品の中での評価はかなり高いです。もしかして他にいい作品があったりするのかも知れませんがあくまでも私の知っている範囲でのご紹介になります。

Noタイトル出演者概要
BC-06キャットファイトNo6 
しほか vs 香織
・はら しほか(23歳)
・さくら 香織(18歳)
 白いマットが敷かれたリングの上で、OL風コスチュームのしほかちゃんと、セーラー服コスチュームの香織ちゃんが対決します。闘い慣れしていない二人が脱がし合いながら相手を痛めつけたり押さえ込んだりしながら闘います。演技している感じもなく時折感情が表にでている真剣さがある闘いは見ごたえ十分です。
BC-01キャットファイトNo1 
リアン vs かおり
・リアン(24歳)
・水原かおり(20歳)
バトルオリジナル作品の記念すべき第一作目。No6と比べるとちょっと演技感を感じてしまう作品ですが、まあまあ見ごたえはあるかなという感じです。出演されているかおりさんは「百合のスチュワーデス」で森田久恵さんとキャットファイトをした水原かおりさんになります。
BOK-16本気~MAJI~レーベル オンナの本気シリーズ THE殴り/蹴り トップレスマッチNo16第一戦
・オー(18歳)vsクッキング(19歳)
第二戦
・ツェー(17歳)vsルアン(17歳)
このシリーズはトップレスでリングの上でキックボクシングをするというものですが、私が見た中では比較的No16が良かったです。ただこのシリーズは実際に闘っている時間は少なく、映像も遠景で撮ったカメラ映像の後に、同じシーンを近景で撮ったカメラ映像が続くといった感じである種の水増し感を感じる作りになっております(シリーズ全作)ただ闘い自体は真剣なこともあり、なかなか見ごたえのある闘いも多いです。本作の17歳対決はなかなか良かったです。

バトル(BATTLE)についてのTACの思い出

私が初めてバトルさんの存在を知ったのは、ある雑誌(Hなビデオ紹介系の雑誌)に載っていたバトル上野店オープンという広告でした。はじめてその広告を見た時、それはもう大きな衝撃を受け、期待に胸高鳴ったものでした
そしてバトル上野店がオープンしてしばらくたった後に、意を決してバトル上野店に行ってみることにしました。当時東京(上野)にはまだ不慣れだったおのぼりさんの私はおっかなびっくり地図を片手に何とかバトルさんの店舗が入っているビルを見つけてどきどきしながらエレベータに乗りました。そしてエレベータを降りてバトルさんの店の前にたどり着き、間違えなくたどりつけたと言う事でほっと一安心したことを覚えております。

そして初めてお店に入って、棚いっぱいに並べられたキャットファイトビデオを見た時その品揃えには本当に感動しました。胸焦がれても中々情報さえも入手できなかった海外のキャットファイト作品群に圧倒されつつも棚の端から端までくまなくチェックしたのを覚えております。当時はまだ私も金銭的に余裕がなく上野までの電車賃もかかることから、そんなに足繫く通えたりはできなかった為、ある程度お金が貯まったらバトルさんに行って様々なキャットファイトビデオを購入するという感じで通っておりました。ただこの頃のキャットファイトビデオは非常にお高い値付けがされており、1本大体8千円から1万円というのが相場だったので、そんなにたくさん買ったりはできませんでした。

それから私の方もそこそこ金銭的に余裕ができてきて(元々お金を使う優先順位一番がキャットファイト関連だったのですが、そこに回せる余裕ができたのでという感じです)、バトルさんに行く頻度も上がっていきました。そんな中バトルさんも地方にも出店したり、渋谷にも同じくキャットファイト専門店であるラピュタさんがオープンしたりと、日本のCF界が活気づいていきました。バトルさん登場前は新宿アートセンターさん渋谷のアルバンさんといったお店で海外キャットファイトビデオが一部売られていましたが、やはりキャットファイト専門店のインパクトは非常に大きく、キャットファイトというジャンルがある種認められたという気持ちになれたという覚えがあります。

その頃私はバトルさんのオリジナル作品California WildcatsCrystal FilmsのVideo MagazineシリーズDWWAsian Connectionといった作品を購入しておりました。それら以外にも色々とチャレンジしてみたのですが、結構ビデオの裏に貼ってある紹介文に騙されてハズレ作品(期待と違うもの)を掴まされた記憶があります(激しい殴り合いとか書いてあってもビンタの一つもないとか普通にありました)ただその苦い経験があったおかげで多種多様なキャットファイト作品の中で自分好みの作品を見極める能力がついたかなとも思います。

それからインターネットの普及によりキャットファイト関連の情報をネットで入手できるようになったり、海外CF作品を直輸入できるようになってからは、あまり店舗のほうには行かなくなってしまいました。唯一足を運んでいたのは漫画バトルCF漫画作品を購入する時でしたが、それらの販売がなくなってからは一切お店にいくこともなくなってしまいました。今はバトルさんの作品が購入できるアキバコムさんのHPの見方さえよくわからないといった感じです。

それでも何だかんだでバトルさんの店舗で購入したキャットファイトビデオやCF漫画等々で支払ったお金は合計するとウン十万円位にはなっているかなという感じです。

そんな訳で私としてもキャットファイト専門店としてのバトル(BATTLE)さんには非常にお世話になりましたし、なんだかんだいって感謝の気持ちでいっぱいといった感じです。


キャットファイトの歴史をわかりやすく紹介する為に引用情報として作品のキャプチャ画像を使わせて頂いておりますが、掲載に問題ありましたらお問い合わせフォームでご連絡頂ければと思います。可能な限り早急に対応させて頂きます。

コメント

コメント一覧 (18件)

  • 初めまして。
    私も世代、好みともにTACさんに似ている気がします。
    そんな私はBC-60?の青木ゆうVS上村志保が好きでした。
    更新楽しみにしていますので無理のない範囲で執筆お待ちしています。

    • 同年代の方の訪問は嬉しいですね。似たような好みでしたら色々と参考にして頂ける情報をこれから提供できるかもしれませんので気長にお待ちいただければと思います。

  • こんばんは。
    私も世代でしょうか。上野のお店に初めて行ったときの感動は共感できますね。
    新宿に店舗ができたときは、毎週のように通って裏パケ写とか説明文を読んで閉店まじか迄悩みまくってましたね。
    そのうち、顔なじみになった店員さんと情報収集したり、当時のお気に入りのハリウッド嬢が出ているビデオを探してもらったりしてましたね。唯一、心残りは閉店後かおりさんらと会うけど、来ない?と誘われた時に行けなかったことですね。
    BCの中では、しほか vs 香織戦が私も一番好きです。今でも見ますよ。
    今の、アキナベースでないところでのライブ戦も良い思い出です。

    • なおなおさん当時のお話の共有ありがとうございます。私もなおなおさんのお話凄くよくわかります。バトル行くとすごく時間かけて作品をチェックしてしまってました。当時は皆そんな感じですぐに購入して帰るような方は少なかったような気がします。
      かおりさんの件は羨ましいと思いましたが、行けなかったということは返って辛い思い出かもしれませんね。
      あと私もバトルさんの全ての作品の中で「BC-06 しほか vs 香織戦」がぶっちぎりで一番好きです。

  • こんにちは。私もSM雑誌でバトルを知り東京出張の際に何度か上野に足を運びました。始めて行ったのは三作目が発売になった頃でした。私の趣向は今で言うところのプロスタイルだったので店長さんになんとかプロレス技を多用した作品を作っていただけないか力説したのを覚えています。当時のリアル系から現在はシナリオ系に作風が変わりしたが今でもお世話になっているメーカーさんです。

    • TERAさんコメントありがとうございます。東京出張の時にバトルさんに行っていたというのは当時のリアルなお話として納得感がありますね。プロスタイルがお好みということは今のバトルさんの作品は嗜好に合ってそうですね。私は自分の好きなタイプのCF作品ではなくても、頑張ってCF作品をリリースしているメーカーは基本的に全部応援しております。もちろん自分のCF嗜好にはまっているメーカーはそれ以上に応援しておりますが(笑)

  • 自分もツイッターでもBATTLEさんの事をつぶやいた事あるんですが、BATTLEの存在を知ったのが当時発売されてたB級専門誌GONでした。その頃の自分は、恥ずかしながらキャットファイトの言葉が女同士の喧嘩って意味すら知らず、この言葉を知ってから、更に視野が広がっていった感じです。あの上野のホント細いビルの脇から入って小さなエレベーターで10F?に始めて上がった時、ホントにあった!って感動が忘れられません。お店を見つけてからは毎週の様にお宝?を探しに行ってました。パッケージの写真を頼りに毎回、2,3本購入してましたが半分以上が期待外れもありました。
    時系列で考えたら、何度かTACさんとお店で会ってたかもしれませんね!あの頃が懐かしいです。長々とすみません~

    • TENさんコメントありがとうございます。バトル上野店のビルってちょっとメイン通りから奥に行った飲み屋や夜の店が多い通りにあったので、私は見つけるまでちょっと怖かったです(田舎者だったので)合っているかな?と思いながらエレベーター降りてバトルさんがあった時の感動については本当に同じ思いです。
      TENさんはもちろん、このサイトに来ている方の中で当時バトルさんの店舗ですれ違った方はたくさんいるのではないかなと思います。話しかけたり、話しかけられたりといったことはなかったですが、勝手に仲間意識を持っておりました。
      こういう話が聞けると嬉しいので長文でも全く構いませんので気楽にコメント頂ければと思います。

  • しほかさんと香織さんのキャットファイトは発売時に買いました
    どちらかと言うと無口に闘う2人という
    流れなんですけど服の首元のボタンが取れた姿のしほかさんが香織さんに向かって「ふざけんなよ」って言うシーンの目つきや香織さんが「痛っ!」と声をあげるシーンをよく覚えてますね

    • あの時折発せられる声や思わず出る言葉がリアルでいいですよね。しほかさんはインタビューの発言通りに闘いでは負けず嫌いな点をいかんなく発揮していたのが凄く良かったです。

  • 初めまして!
    記事を読ませていただいてBC-06を購入しました。
    思わず笑ってしまうような芝居がかったキャットファイト作品が跋扈する国内において、本気で戦う二人には感動しました(パンチ等がなくとも)

    紹介していただき感謝いたします。

  • 初めてコメントさせて頂きます。
    確か初期作品が出始めた頃、見たいカードの投票があった事を
    記憶しております。一位がリアンさんVSキョロさん、10位くらいに
    しほかさんVSかおりさんが入っていたような気がします。

    • 初めてのコメントありがとうございます。
      ありました私も覚えてます。確かに一位はリアンさんVSキョロさんでした。
      キョロさんが強くて一方的な闘いになったので、強い女性をぶつけたいと思った人が多いいのでしょうね。
      しほかさんVSかおりさんもランキングに入っていたのは知りませんでした。

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