TVドラマ(連続)01 ザ・ガードマン [1967年~1970年]

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ザ・ガードマン

東京の警備会社「東京パトロール」で犯罪や事件から人々を守るガードマンを描いた物語で一話完結形式の作りで1965年~1971年の6年間でトータル350回も放送された超人気ドラマだったみたいです(最高視聴率40.5%)この番組の少数精鋭の民間部隊が悪と戦うというスタイルはその後多くのドラマに継承されていったみたいです。私はもちろんこの時代リアルタイムで見られる年齢ではないのですが、ネットの情報から本作にちょくちょくキャットファイトシーンがあったということは知っておりました。一時期本作を大量にYoutubeに挙げて頂いた方がいてその時に長年培われたCFを探す女闘眼(キャットファイトシーンを探す眼力)でいくつか見つけることができました。それらをご紹介します。


第126話 女の戦争(1967年)

出演者:中原早苗(女オーナー) vs 標滋賀子(腕利き美容師)
   (夏圭子、真山知子、渚まゆみ、嘉手納清美、紺野ユカ、三崎千恵子)

美容院で上客の女性の髪がシャンプーした時に抜け落ちてしまう事件が発生します。これがきっかけでもともと反目していた中原早苗さん演じる女オーナーと、標滋賀子さん演じる一番の腕利き美容師(女オーナーと店オープンから一緒にやってきた女性)が言い争いになります。この中で、腕利き美容師がこの店から出ていって店の前のビルで新しい店を開くと言い出します。それを聞いた女オーナーは逆上して「裏切者」と腕利き美容師に飛び掛かり取っ組み合いになります。腕利き美容師に圧し掛かり、ビンタを何発もくらわす女オーナー、美容師も髪を掴んで反撃します。途中分が悪い腕利き美容師の助っ人として、美容師の助手の女が女オーナーを引きはがしにかかりますが、今度は女オーナーの助手がその女に飛び掛かります。そして、対立しているグループのNo1同士の取っ組み合いに加え、No2同士も取っ組み合いになります。服を引きちぎりあって中々激しい掴み合いが展開します。騒ぎを聞きつけて来たガードマンに止められて喧嘩は終了となります。個人的には若くて綺麗なNo2同士の闘いにひかれますが、カメラの動きも激しくよく見れないのが残念です。私が見たザ・ガードマンの中(といっても4つだけですが)では本作と269話のCFがなかなか良かったかなと思います。


第269話 団地奥さんがスターになる方法(1970年)

出演者:中原早苗(団地妻スター) vs 稲野和子(嫉妬団地妻)

中原早苗さん演じる団地妻なのにテレビでスターなった女と、稲野和子さん演じるそれを面白くないと思っている同じ団地に住んでいる嫉妬団地妻の闘いです。スターになった女は夫が自分がスターになったことに不満を持っていると勘違いして、夫を雪山に連れ出して山小屋ごと燃やして殺そうとします。そして計画通り、夫を気絶させ燃える山小屋に残して逃げ出すと、いきなり背後から襲われます。そこには同じ団地に住んでいる女が立っていました。必死に逃げる団地妻スターはまた山小屋に逃げこむのですが嫉妬団地妻に追いつかれます。嫉妬団地妻はスターになった団地妻に対して強い嫉妬心による憎しみを募らせており、団地妻スターの粗をずっと探してました。そしてここに至るまでに団地妻スターは殺人を犯しており、嫉妬団地妻はそのことをネタに匿名の手紙で脅迫したりしてたのですが、それでも気持ちは収まらずに、直接その怒りをぶつけるべくこんなところまでやってきたということになります。そして「あんたなんてなによ、頭も顔も並の女じゃないの、そんな女に負けるなんて冗談じゃないわ」と叫び襲い掛かります。「そんなに私が憎いの?」と聞く団地妻スターに「当り前よ私の誇りをめちゃくちゃに傷つけたやつだもの。警察に逮捕させるだけじゃつまらない、金を搾り取るだけじゃ面白くない、気が狂うほど怖がらせた上に嬲り殺してやる」と掴みかかります。いやーどんだけこの団地妻スターのことが憎いんだという勢いですが、その闘争心はCF的には最高です。火の中で苦しんで死ぬのよと攻撃する嫉妬団地妻ですが、団地妻スターも「死ぬもんか」と嫉妬団地妻を力ずくで突き飛ばし反撃に転じます。そのまま飛び掛かり二人の団地妻は激しいつかみ合いになります。自分のスターの座を守る為だけに殺人を犯した上にさらに夫を殺そうとする女と、自分の嫉妬心を解消する為だけに相手の女を殺そうとする女。強いエゴの持ち主である二人の団地妻の取っ組み合いはなかなかいいです。嫉妬団地妻が団地妻スターを突き飛ばし、棒で突き刺そうとしているところを、山小屋の火事を見てやってきた男たちに止められて終了となります。


第291話 バクチで稼ごう!団地奥さん(1970年)

出演者:稲野和子(花札賭博勝った団地妻) vs ?(花札賭博で負けた団地妻)、?(胴元女)

団地の中で花札賭博にはまる団地妻。そこでお金を巻き上げられた女稲野和子さん演じる花札で勝った団地妻に私のお金返してよと飛び掛かります。冗談じゃないわよと反撃する団地妻。騒ぎを聞き駆け付けたガードマンに止められてこの喧嘩は終了となります。主婦同士の団地の敷地での取っ組み合いは生々しくていい感じですね。もう一つは、色々あって団地妻が、胴元をやっていた女に殺人現場を見られたことで脅され、飛び掛かります。団地妻が首を絞めて優勢なところを夫に止められてしまいます。実はこの胴元の女は団地妻の夫の愛人で、二人は団地妻に生命保険をかけて殺すつもりだったと告白します。そして夫が団地妻を殺そうとしたところでガードマンが入り終了。こちらは胴元女の反撃がなかったのが残念でCFとしては見るところはあまりないかもしれません。


第293話 逃げろ!妻からの殺人指令(1970年)

出演者:佐藤友美(愛人) vs 三條 美紀(妻)

佐藤友美さん演じる愛人三條美紀さん演じる妻の対決です。夫と愛人の二人を殺そうと隠れてやってきた妻。ホテルの部屋で、二人を殺そうと用意した毒を入れたコップを愛人に見破られてしまい追い詰められます。しかし妻はナイフを取り出して愛人に襲い掛かります。何とか愛人もそのナイフを受け止めて、二人は揉み合いとなります。そして愛人は妻の手からナイフを放させることに成功し逆に妻の首を絞めて反撃します。しかし妻も体制を入れ替えて首を絞め返します。お互いに相手の首を絞めつけ合う女二人。そして愛人が首絞めから逃れようと妻を横に突き飛ばした弾みに妻は椅子に頭を打って死んでしまい闘いは終了となります。サスペンスや刑事ドラマではよくこのように弾みで倒れた瞬間に頭をぶつけて、打ち所が悪くてそのまま死んでしまうというシーンが結構沢山ありますが、現実には出血もせずに即死というのは滅多にはないですよね。


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