中野監督一般02[1994年~1996年]

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うらつき童子(EXORSISTER)(1994年)

うらつき童子シリーズは4作リリースされており、魔界学園編、白衣地獄編、女妖千面鬼編、大淫神復活編が実写版として出ていたみたいです。ただ私はCFシーンしか見たことがない為、今回紹介するものが上記のどの作品のシーンなのか正直わかりません。一応第二戦として紹介しているものは林由美香さんが闘っているので大淫神復活編だと思いますが、そもそもうらつき童子ではない可能性も0ではありませんので、そこについては間違ってたらすいませんということで予めご容赦ください。ちなみに本作の主演はコスプレイヤーで漫画家の一本木蛮さんです。この方はラムちゃんのコスプレをしたりしてて元祖コスプレイヤーと呼ばれていた女性みたいです。バンドに参加したり写真集を出したりもしていたみたいです。


<第一戦>
出演者:一本木蛮(カラス・マリア) vs ?(角女)

主演のカラス・マリア役の一本木蛮さん耳が長くて角が生えている女性(誰かわかりませんので以降は角女さんとします)が対決します。蛮さんはAV女優ではないので脱いだりはしてませんが、結構きわどい恰好で闘ってます。そもそもキャットファイトをしているというだけでかなりの価値があるのではと思います。相手の女性は中野監督作品ではお馴染みのかぎ爪手袋を着用しております。西部チックなバックミュージックがかかる中、組み合い、転がりあって戦う蛮さんと角女さん。
いつもの中野作品同様に馬乗りになって首を締めたり胸を掴んだりして闘います。最後は勝敗つかないままお互いに横になって終了となります


<第二戦>
出演者: 林由美香 vs 井上あんり

林由美香さんが「どういうつもり?」と井上あんりさんに言うと、あんりさんが「どっちが優れた女なのか若社長に見てもらうのよ、彼の前であんたを殺してやる。私ってフェアでしょ」といって闘いになります。二人とも頭には角が生えており同じラメのビキニを着ています。お互い回りながら間合いを見定め、由美香さんが飛び掛かりますが、あんりさんに肘打ちではじかれてそのまま上になり、下になりと転がります。顔に爪を立ててセクシーな闘いが繰り広げられます。由美香さんがあんりさんの首をふとももで絞めて優位に立ちますが、あんりさんはふとももに噛み付き、攻撃に転じ、形勢は逆転します。あんりさんは由美香さんの背後から首を締め上げ、この闘いに勝利します。


あかすり屋 湯助(1995年)

古くは江戸時代から風呂屋あるところにキャットファイトありという感じで、女同士の喧嘩というのはあったと言われてます。そんな風呂屋で働く三助(ここではあかすり屋)を主役にしたお話です。もちろん中野監督の作品ですので、ただ風呂屋での三助の日常を描いたハートフルなドラマとかでは全然なく、国の軍隊や外国のスパイ、謎の組織が絡んだりするハチャメチャな展開が繰り広げられる、いわゆる中野監督ワールド全開の作品となっております。本作に出演しているのは「性の虐讐 プレイ・バック」で滝川なおさんとCFを演じた栗原みなみさん(ただし本作ではCFはなしです)。あとキャットファイトを演じている神乃毬絵さん丘咲ひとみさんのお二人で、二人とも女優さんです(脱いでますがAV女優ではないです)丘咲さんはグラビアで見たときは細くて可愛い印象があったのですが本作ではかなりグラマーな感じで驚いたという記憶が残ってます。


<第一戦>
出演者:

脱衣所のところで、ゴールドフィンガーを持つあかすり屋・湯助の順番を待っているバスタオルを巻いた女性が複数います。その中で「割込みしないでよ」という一言から言い争いが始まり喧嘩が始まります。そして突然過去の回想シーンなのかよくわからないのですが、脱衣所ではなく浴場の中での喧嘩シーンに画面が突然変わり、全裸での喧嘩シーンが流れます。全裸で胸を掴んだり、髪を掴んだりして取っ組み合う女達。やっぱり風呂屋にはCFですね、と感じさせるシーンです。


<第二戦>
出演者: 神乃毬絵 vs 丘咲ひとみ

立場がそれぞれ違うひとみさん、毬絵さん、みなみさんの3人ですが、実は姉妹という関係で、ひとみさんは軍の司令官、毬絵さんは女スパイという立場で自分の組織にみなみさんを連れて行こうとします(原因とかは忘れてしまいました)敵対する毬絵さんとひとみさんは銃をお互いに向けますが、みなみさんが「もうやめて」と、毬絵さんの銃を持った手に飛びつき、逆に毬絵さんに床にたたきつけられて頭を打ってしまいます。そのままみなみさんを抱えて連れて行こうとする毬絵さんを後ろからひとみさんが引きはがし肉弾戦が開始されます。二人ともミニスカ姿の上何故かノーブラですぐに胸元がはだけおっぱいを出しながら組み合います。そしてみなみさんの腕を両側から引っ張り合う形になりますが、湯助に「先に手を離したほうが本当の姉ということで」と言われると「大岡越前かよ!」とダブル突っ込みを入れてこのCFは終了となります。


アクメくん 妖艶大戦争(1995年)

この作品の元ネタはもちろん水木しげる先生が描いた漫画「悪魔くん」をベースに東映で制作されたモノクロのテレビドラマの「悪魔くん」ですね。私は世代的に元ネタのほうは見たことはなかったので、またいつものパロディかな位に思ってましたが、youtube等でこの元ネタのオープニングとエンディングを見て、中野監督のこだわりに感心すると共に単純に笑えました。中野監督は多くの作品のパロディ作品を作ってますが、この”アクメくん 妖艶大戦争”とメトミックアクションシリーズ第4弾の”海底轟姦”は「よくぞここまで」というレベルで気合が入っているように思います。一部こういうB級パロディが好きなマニアな人たちの中でもこの2作品についてはたまに知っている人がいらっしゃるというのも納得です。
アクメくんについては、オープニングとエンディングのクオリティがヤバいですね。ちなみにオープニングと言えばこの後の年代で紹介する「花弁の忍者桃影」も結構よくできてて笑えます。その時の歌の歌詞とそれに合わせて流れる映像が本当に凄いよくできてるんですよね。あと魔法陣が魔法瓶だったり、ソロモンの笛がフェロモンの笛だったりするのも中野監督らしい言葉遊びで楽しいです。そして言葉遊びで一番好きなのは「エロイムエッサイム エロイムエッサイム」→「エルエムエスサイズ エルエムエスサイズ」の言い換えですね。 昔のボキャブラ天国とかで採用されそうな感じです。でも世の中には冗談ではなくて本当にそのように覚えてた人もいたみたいです(笑)

主演は中野監督作品ではお馴染みの秋川典子さん、対決するのは姫乃木杏奈さん辻斬かりんさんです。それぞれ典子さんがインフェルナ(悪魔くんのメフィスト2世の役どころ)で杏奈さんは大淫神ママレモン、かりんさんはバケ猫妖怪ミャンマー役になってます。私が買ったのはアダルトバージョンですが、一部大人な場面をカットした一般バージョンというのもあったみたいです。


<第一戦>
出演者:秋川典子(インフェルナ) vs 辻斬かりん(バケ猫妖怪ミャンマ)

化け猫妖怪ミャンマーに扮したかりんさんと、インフェルナ典子さんの対決です。このような設定でも闘いは妖術や魔法とかではなくCF形式となってます。お互いに押さえつけての首絞めや、胸掴み、アソコへの攻撃等が行われますが、かりんさんの弱点のしっぽに典子さんが噛み付いて攻め立てます。しかしかりんさんも切り返して形勢逆転。苦しむ典子さんですがたまたま手元に転がっていたフェロモンの杖をかりんさんに突きさして闘いを制します。


<第二戦>
出演者: 秋川典子(インフェルナ)  vs 姫乃木杏奈(大淫神ママレモン)

大淫神ママレモン杏奈さんをミス悪魔コンテストで争った仲じゃないとライバル視するインフェルナ典子さんですが、杏奈さんは「何言ってんのよ、私は準決勝、あなたは予選落ち、私は単体(AV女優)、あなたは企画(AV女優)、いったいどこがライバルなの?」と反論します。その発言に堪忍袋が切れた典子さん。いくぞといって闘いが始まります。組み合いから一瞬で杏奈さんの手にいつものかぎ爪手袋がでてきて典子さんを襲いますが、それを防ぎ上に下にと床を転がります。この時点で手袋はなくなり二人とも胸が露出しております。お互いに攻め立て手4つで押し合ったり、何故か設置されているピアノに頭をぶつけたりといった攻撃が続き、両者互角の戦いが繰り広げられます。両者闘いの疲れで分かれて仰向けに寝ころびますが「アメリカの首都は?」という問いに「ニューヨーク」と答えた杏奈さんはやかん(涅槃の壺?)に吸い込まれてしまい闘いは終了となります。これは西遊記の銀角大王が持っていた相手の名前を呼んで返事すると中に吸い込まれて溶かしてしまう瓢箪の紫金紅葫蘆(しきんこうころ)が元ネタですね。


花のおんな相撲(1996年)

中野監督作品の中で有名度合いでいけば一番二番を争うであろう本作。ギルガメッシュナイトに出演していた脱げる女優の水谷ケイちゃんが主人公の作品です。脇を固める他のメンバーは恵葉さんを除いて、中村京子さんを筆頭にいつもの中野監督作品によく出てくる女優さん達です。本作は、女相撲の相撲部屋を中心に展開される物語になっており、中野監督にしては比較的普通の展開(とはいっても中野監督テイストです)の物語です。この作品の見どころは何といっても水谷ケイちゃんの見事なスタイルとおっぱいでしょう。本当にスタイル抜群ですね。この作品の宣伝でギルガメや他の深夜番組で水谷ケイちゃんと一緒に中野監督も出演されて自ら宣伝していたような記憶があります。基本的には水谷ケイちゃん演じる上州政と工藤翔子さん演じる独眼のお竜の対決が本作のメインになります。色々な取り組みがありますが比較的まあまあな感じのものだけご紹介します。


<第一戦>
出演者:水谷ケイ(上州小政:上州政) vs 中村京子(桜きみよ)
    

オープニングで中村京子さんと水谷ケイちゃんの相撲シーンが少しだけ見られます。女相撲と言えば中村京子さんは欠かせない存在ですね。そしてその他のメンバーの稽古シーンとなります。


<第二戦>
出演者: 水谷ケイ(上州小政:上州政)  vs 工藤翔子(独眼のお竜:独眼竜)

水谷ケイちゃん演じる小政がシャワーを浴びているといきなり工藤翔子ちゃん演じるお竜にナイフで襲われます。「あんたを殺して、私も死んでやる」と叫ぶお竜のナイフを防ぎつつお竜を弾き飛ばすとそのはずみでお竜の左目にナイフが突き刺さってしまいます。(このシーンは過去のシーンでレズの痴話げんかみたいな感じでしょうか、時間的にはあっという間に終わります)そしてその後片目になったお竜が小政の前に現れます。昔の関係を思い出しながら、いやらしく体を触っていくお竜に、小政も「ちくしょう」と反抗して畳の部屋で闘いになります。距離をとった向かい合いから双方飛び掛かり転がります。そしてお竜が優位になったところで、「今日はこのへんにしておく」と闘いをやめてこの場を立ち去ります。


<第三戦>
出演者: 丘咲ひとみ(玉椿せつ子:玉椿)  vs 東美由紀(鉄乃爪)

物語は色々進み、最終的に女相撲興行で上州小正率いるチームと独眼のお竜率いるチームが対戦します。1回戦、2回戦、3回戦はまあ特に取り上げるようなものでもないので、ここでは紹介はしません。
4回戦は丘咲ひとみさん演じる玉椿東美由紀さん演じる鉄乃爪の対戦です。泣き虫な玉椿は鉄乃爪のおっぱいクローに苦しめられあきらめかけますが、そこに息子の声援を受けて奮起して鉄乃爪を投げ飛ばし見事勝利します。もはや相撲の取り組みとは言えない感じで終わった1,2,3回戦よりは少しは見ごたえがある感じです。


<第四戦>
出演者: 水谷ケイ(上州小政:上州政)  vs 工藤翔子(独眼のお竜:独眼竜)

いよいよラストの大将戦となる5回戦です。ここまで取り組みは2勝2敗でこの勝負でどちらが勝つか決まります。対戦するのはもちろん上州政と独眼竜となります。お互いに「シミだしてやるよ、メス豚」「反吐がでるわ、くさマン女」というやり取りの後、取り組みは開始されます。のこったという声と共にお互いに廻しを取って組み合いますが、闘いはお互いの胸を鷲掴みにして髪を掴み合う闘いに。しかし隙をついた独眼竜の張り手から後ろを取られてしまう上州政、その反則攻撃に怒った両陣営が入り乱れて乱闘になります。土俵の上では反撃とばかりに独眼竜のアソコを攻撃し対抗しますが、更に独眼竜は噛み付き攻撃を繰り出します。しかし上州政は最後の力で何とか肘打ちで独眼竜を引きはがし、そのまま強烈な張り手を叩き込み独眼竜をノックアウトして勝利します。


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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 〉TACさん
    ホントどれも懐かしい作品ばかりですね。『アクメくん 妖艶大戦争』に至っては
    レンタルビデオ屋に置いて無く、これもテリー伊藤監修の『ザ・ケンカ』も購入し
    たビデオ店で探した一作品でしたw

    • 早速のコメントありがとうございます。確か「アクメくん 妖艶大戦争」はレンタル作品ではなかったので、レンタル屋さんにはおかれていなかったのだと思います。ちなみに私もTENさんと同じく「THEケンカ」を購入した店と同じビデオ安売王で購入した気がします(笑)

  • 懐かしい作品ばかりですね。【花のおんな相撲】は、水谷ケイさんのロケット乳目当てで借りましたけど、ファイト数の多さと物語の作りが良いですね。それと、中野監督のおふざけパロディが無いのも好印象でしょうか。
    中野監督はCFを身近なものにしてくれた方ですが、ご自身の出たがりとおふざけが多すぎて鼻につく感じがあって、好きではなかったんです。一つお尋ねなんですが、昔のAVで女性4人が戦闘服に身を包み、三つのミッション(対決)をしていくというのですが、1つ目、互いに張り型を持って、抑え込みで挿入されたら負け。2つ目、男優が下になり洗車みたいになっていて、騎乗位をして相手の帽子を取り合う。3つ目、男優陣が周りを取り囲み、中で二人の女性が裸で押し合い、男優陣に押し付けバック挿入を30秒されたら負けで最下位が罰ゲームというものです。ご存じでしたらお教えください。秋川典子さん出てたかな?

    • 中野貴雄監督作品は好き嫌いがわりと分かれるかなというのはありますからね。
      ところでご質問の作品ですが、どの映像を指しているのかは完全に分かっているのですが、私もこの作品のタイトルを調べたのですがわからなかったものの一つです。このコーナー名は「THE BITCH BATTLE」というもので出演者は秋川典子さん、片矢ゆかりさん、伊藤玲子さん、沢田マミさんということは分かっているのですが、、、。闘いの時のドラの音とか聞くと中野貴雄監督が関わっていると思うのですが、もしかして何かのバラエティー的な作品の一コーナーで行われたものかなと想定してます。

      >コメント見て何か知っている皆さん
      どなたか知っていたら情報頂けると助かります。

  • ありがとうございます。
    さすがにお早いですね。おっしゃるように中野監督が関わっているAV作品の中のワンシーンだと思います。
    当時は、全編CFなものは少なかったですから、VHS2台で気に入ったシーンをダビングしまくってましたからタイトルなんて、そっちのけですね。
    ただ、今でも思い出すのは男優さん(人間戦車ですね)にまたがっての帽子取りで、感じながらも四つん這いで相手に向っていくのなんですが、ここは、男優さんも敵味方に分かれて協力プレイでの、髪の毛のつかみ合いと愛撫でのいかしあいにしてほしいと思いました。
    今、こんなの作ってくれるメーカーさんいますかね?

    • >当時は、全編CFなものは少なかったですから、VHS2台で気に入ったシーンをダビングしまくってましたからタイトルなんて、そっちのけですね。

      そうなんですよ。私もできる技を駆使してタイトルや女優さんの名前や役名を探して情報としてまとめて公開しておりますが、CFシーンはあるけど、どの作品のものなかのどうしてもわからないというものも結構あります(今作品もその一つです)当時はビデオテープとかも有限ですしCFシーンだけ切り取ってということをしていてタイトルなんて押さえてなかったです。未来の自分がこんなサイト作ると分かっていればきちんと整理していたのに、、、、って感じです。
      あと言われている作品の企画はなかなか工夫があって面白かったですよね。AVじゃなければできない企画ですし。今作ってくれるメーカーとなると可能性あるのはROCKETさん位かな(企画リクエストが必要だと思いますが)。

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