中野監督一般01[1991年~1993年]

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ザッツ変態テインメント(1991年)

本作自体は三部構成になっており、その中の第一話を中野監督が担当されてます。出演するのは小川真実さんジュネ女王です。小川さんは成人映画を中心に数多くの作品に出演されている女優さんです。そしてジュネ女王はメトミックアクションシリーズ第二弾の「女教師無頼 学園大爆破」でラスボスを演じた女優さんです。この二人は同じ店の踊り子で恋人同士という関係ですが、お店でのショーでの対戦が1回、痴話げんかによる対戦が1回の計2回キャットファイトシーンがあります。


<第一戦>
出演者:小川真実 vs ジュネ女王

お店のキャットファイトショーでの対戦。対戦前のインタビューで「あんな薄汚い泥棒猫、ぶっ飛ばして三味線にしてやる」と真実さんが攻撃的に言えば、「ふざけんなガバマン女、子宮に手突っ込んで裏返しにしてやる」とジュネ女王も強気で返答して、闘いに向けて場の空気があたたまります。そして闘いのゴングとなり、お互いにお尻を掴んで組み合ったり、お互いにトップレス状態で上にのり胸を掴んだりの描写がされます。


<第二戦>
出演者: 小川真実 vs ジュネ女王

何にでも潮時があると言って別れを切り出す真美さん。ジュネ女王も出ていくと言って荷物をまとめますが、持っていく持ち物がどちらのものかで揉めて「何でも二人で使ってきたじゃない、今更分けられないわよ」とジュネ女王が言います。それに反応して「とっとと出てけ」とぬいぐるみを投げつける真実さん。そしてつばの掛け合いから髪の毛をつかみ合い、お互いの胸をさらけ出して責め合う闘いになります。その中でジュネ女王がこれが悪いんだ、これだよといって真実さんのあそこをこすり、対抗して真実さんはジュネ女王に噛み付きます。そして再び立って組み合う二人、部屋で首を絞め合います。その中でお互いに舌を出して絡み合わせそのまま横に分かれて闘いは終了となります。


女体渦巻地帯(SPIRAL ZONE)(1992年)

本作品が中野監督が一本まるまる劇場公開作品として手掛けた第一作目になる作品だと思います。(パッケージに中野貴雄 第一回監督作品と書かれてました)新東宝で石井輝男監督と撮影・鈴木博さんが手掛けた「女体渦巻島」と「黄線地帯」という作品がありますが、本作品のタイトルはこの二つの作品を元ネタに合体させて作られたのかなと思います。(中身にどのくらいパロディ要素が入っているかについては元の作品のほうを見たことがないのでわかりませんが、、、)正直ストーリーはよくわかりませんが、キャットファイトショーを行っているお店で働く女性が、核ミサイルがらみの抗争に巻き込まれる的なハチャメチャストーリーだった気がします。本作に出演している水鳥川彩さんは小川真実さんと同様に成人映画に結構でている女優さんです。他の出演者はいつもの中野監督作品に出ている風見怜香さん中村京子さん伊藤舞さんの3人になります。また伊藤舞さんが、「女猫達のバトルロイヤル」という作品に収録されたキャットファイトの集い的なイベントの中で、この作品の中で中村京子さんとお相撲が取れて嬉しかったとテンション高めに話されていたのが印象的でした。


<第一戦>
出演者:中村京子 vs 水鳥川彩

キャットファイトショーでの最初の対戦はアフリカから来たという設定でアマゾネスな恰好をした中村京子さんと海女の格好をした水鳥川彩さんの対戦です。お互いに組み合って相手のパンツを廻しのように食い込ませたり、股の下から指を入れたりしますが、京子さんが彩さんを弾き飛ばし、馬乗りになります。相手の顔を手で押しつつ、胸を掴んだりして攻撃する二人。客たちの好奇の視線に晒されながら闘います。そしてお互いに転がり組み合いながら互角に闘います。


<第二戦>
出演者: 中村京子 vs 伊藤舞

2戦目は伊藤舞さんが嬉しかったと語る中村京子さんとの廻しをつけての相撲対決です。廻しを掴みながらがっぷり4つの相撲を取りますが、地力で勝る京子さんに舞さんは倒されてしまいます。もちろんそこで終わるわけもなく、馬乗りになられて攻められます。


<第三戦>
出演者: 風見怜香 vs 水鳥川彩伊藤舞

3戦目は風見怜香さんが銃で、水鳥川彩さんと伊藤舞さんを脅しますが、一瞬のスキをついて、彩さんが怜香さんに飛び掛かります。壁に押し付けたり、机の上でのしかかったりという攻防の後、彩さんが後ろから怜香さんを羽交い絞めにして後ろから胸を掴む攻撃で優位に立ちます。しかし、舞さんが彩さんに加勢しようとして間違って彩さんを後ろから受話器で殴ってしまい気絶させてしまい二人は捕らえられてしまいます。


<第四戦>
出演者: 水鳥川彩  vs 伊藤舞

4戦目は捕らえられた彩さんと舞さんが風見怜香さんにどちらかが死ぬまで闘うように脅され、闘いになります。「奴らの手にかかるくらいならあなたに私は殺されたい」と叫び彩さんに飛び掛かる舞さん。下着姿で床の上をくんずほずれず取っ組み合いながら闘います。彩さんが舞さんに馬乗りになり首を絞めて責めますが、「いいのよ」と言う舞さんにとどめをさせずに「ダメだ」と自ら離れます。


<第五戦>
出演者: 水鳥川彩  vs 風見怜香

最終決戦となる5戦目は主人公彩さんと怜香さんの闘いになります。アジトでの乱戦の中で蹴りあい組み合い闘う二人。怜香さんはお金の入ったトランクを持ってアジトから逃げだします。その怜香さんを彩さんが追いかけて港でラストバトルが開始されます。お互いに蹴ったり肘打ちしたりの殺陣アクションからいつもの転がり絡み合い、そして胸を掴んだりした闘いになりますが、怜香さんの蹴りが彩さんの股間にヒットし倒れたところを馬乗りにされ、首を絞められます。そして、闘いで濡れた自分の股間を彩さんの顔に押し付けます(フェイスシッティング攻撃です)。しかし彩さんは反撃に怜香さんの股間に噛み付き抵抗します。痛がる怜香さんのお腹に飛んできたミサイルが直撃してそのまま壁まで飛ばされてしまいます。そして闘いは終了となります。


ザ・プレイガールズ 裸で銃を持つオンナ(1993年)

この作品の元ネタはもちろんプレイガール、サブタイトルは裸の銃(ガン)を持つ男からパロったと見て間違えないですね。
プレイガールズ側は秋川典子さん、夏みかんさん、水鳥川彩さんの3人、敵役にはおなじみの芹沢里緒さんといったキャストになっております。ストーリーは謎のロボットを使って忠犬ハチ公の銅像を盗む怪人薔薇蜥蜴と、その行方を追うプレイガールズとの闘いをいつものハチャメチャテイストで仕上げた感じになっております。本作に薔薇蜥蜴として登場する芹沢里緒さんはメトミックアクションシリーズ第5弾で里緒さんが演じた薔薇蜥蜴と髪の色も同じで名称も一緒ですので、同一人物設定のコラボ的な感じだと思われます。本作のカテゴリはおそらくAVになるのではと思いますが、フランス語でビデオ化されているみたいですので、wikiの中野貴雄監督作品一覧に並べられているのかなと思います。


<第一戦>
出演者:秋川典子 vs 水鳥川彩

秋川典子さんが一緒に捜査に当たっている若い刑事を狙って抜け駆けしてしようとして、それを見つけたと水鳥川彩さんと喧嘩になります。二人とも下着姿で典子さんを彩さんが後ろから羽交い絞めにします。しかし肘打ちで振り払い上になり下になりの攻防になります。そして相手のアソコを抓る”秘儀・豆潰し”を典子さんが繰り出すと、お返しに”秘儀・豆返し”で対抗する彩さん。お互いに悶えて闘いは終了となります。


<第二戦>
出演者: 秋川典子 vs 芹沢里緒

秋川典子さんと芹沢里緒さんの最終決戦です。典子さんはエナメルブラにミニスカート、里緒さんは胸を隠すつもりがないブラと黒の下着といった格好での闘いになります。お互いに蹴りを繰り出したり、上になったり下になったり転がったりで攻守を入れ替えながら闘います。途中典子さんが里緒さんのお尻を掴み外に広げて攻撃したりするところが中々良い感じでした。
最後は蹴り飛ばされた典子さんに里緒さんがとどめを刺そうと近づくと、頼りなかった若い刑事が眼前に立ちはだかり里緒さんを倒して終わるといった展開だったと思います。


ザ・プレイガールズ 2 裸の夜の悩殺拳(1993年)

本作も1に引き続き秋川典子さんと夏みかんさんがプレイガールズとして出演してますが、CF的な主役は茉莉花さん仁科夕樹さんです。副題の悩殺拳はメトミックアクションシリーズ第三弾カンフーレディー悩殺遊戯に出てきた拳法と同じものでしょうか。ストーリー自体はドタバタテイストみたいですが、本作では以降ちょくちょく中野監督作品にでてくるえぐい描写のCFが展開され、乳首をかみちぎったり、眼球が飛び出したりするスプラッタテイストになっております。(正直ちょっと怖いです)


<第一戦>
出演者:茉莉花(ジャスリン)「改名後:秋山ひな子」 vs 仁科夕樹

ストリートファイターの春麗みたいな恰好の茉莉花さんと夕樹さんが対決します。組み合い転がる闘いになりますが、後ろから夕樹さんが茉莉花さんを羽交い絞めにして攻めている時に銃で撃たれて倒れてしまいます


<第二戦>
出演者: 茉莉花(ジャスリン)「改名後:秋山ひな子」 vs 仁科夕樹

初めからトップレスにパンティという恰好の茉莉花さんと、同じくトップレスに包帯を巻いて褌のようにしている夕樹さんの対決です。ここからスプラッタCFが始まります。闘いが始まるとすぐに夕樹さんが茉莉花さんを後ろから羽交い絞めにし、右手をパンティんの中にいれて掴みます。痛いという茉莉花さんの叫びと共にあそこから血が流れます。同時に肩にも夕樹さんの噛み付き攻撃がさく裂しここからも流血し傷つく茉莉花さん。何とか肘打ちで弾き飛ばし逆に夕樹さんの上に乗り、おっぱいに噛み付き乳首をかみ切ってしまいます。痛がる夕樹さん。すぐに手を組んでの押し合いになります。ここで、力を入れた茉莉花さんの一撃が股間にさく裂しそのまま夕樹さんの内蔵が引き抜かれるように落ちます。そして叫ぶ夕樹さんにとどめのパンチラッシュを食らわせて、夕樹さんは眼球が飛び出てしまい、そのまま倒れて闘いは終了となります。個人的には私は苦手な系統のCFですが、中野監督はB級スプラッタ作品とかお好きだったりしそうなので、もしかしてこういうのが好きなのかもしれませんね。


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コメント

コメント一覧 (1件)

  • つい先日、ヤフオクでメトミックアクションシリーズを見つけ、懐かしさのあまり購入しました。
    このシリーズが制作されていた当時、某AV専門誌の編集者をしていました。メーカーから頂いたサンプルを見て、一気に中野貴雄作品のファンになり誌面でもゴリ押ししていました。が、他の編集部員や読者には賛同を得られませんでした。隣の編集部にひとりだけ中野作品にハマった男がおり、二人で無理矢理中野監督にインタビューさせて貰い、更にその数日後に撮影するという映画に出演もさせていただきました。それが『女体渦巻地帯』です。撮影は二日間あり、私はアフリカ人の武器商人役と組織の手下役をやらせていただきました。
     楽しかった思い出です。

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