メトミックアクションシリーズ3[1992年]

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学園ヘルキャット(1992年)

メトミックアクションの第9作目です。
この作品の元ネタはちょっとわかりませんが、キング・オブ・ロックンロールと言われるエルヴィス・プレスリーが絡んだパロディ作品となってます。エルヴィス・プレスリーはキャットファイトが好きでグルーピーの女の子達を闘わせて楽しんでいたという話を聞いたことがあります。ただよく考えてみると、私が聞いた話の情報源は中野監督ですので、この”エルヴィス・プレスリーがCF好き”に纏わるエピソードが事実だったかどうかは私自身のほうで確認できている訳ではありません。ただ彼の為なら喜んでCFをする女の子が当時いくらでもいたであろうということに疑う余地はありません。

この作品にでてくるのは森川いづみさん西口チカさんです。森川いづみさんはかなりの美形で、メトミックアクションシリーズで出演されている女優さんの中では個人的には一番好みかもしれません。対する西口チカさんは、AVドラマCFの先駆けとも言える「女闘美」で関口さとみという名前で出演されていた女優さんで、栗原早紀さんと激しい取っ組みあいを演じた女性です。その後は伊藤舞さんというお名前に改名されており、他の多くの作品では伊藤舞さんという名前で出演されている実力派の女優さんです。この作品では出演名が西口チカさんとなってますので、ここでの紹介はこのお名前で統一したいと思います。この作品でのチカさんの髪型やメイクは個人的にはちょっと好みではないのですが、西口チカさんは個人的にかなり好きな女優さんですので、森川いづみさんとのCFが見られるこの作品はメトミックアクションシリーズの中でも海底轟姦と並んで1,2を争う好きな作品となってます。やっぱりCFの個人的な評価は闘う女の子にも大きく左右されるんだなと感じてしまう作品です。


<第一戦>
出演者:森川いづみ(ボニークライド) vs 西口チカ[関口さとみ、伊藤舞](リリスライダー)

まずは学校で、西口チカさん演じる不良グループが女の子をいじめています、そこへ登場したいづみさん。「プレスリーは過去のガラクタだ、ロックンロールは死んだんだよ」というチカさんに「セリフが臭いぜくされマ〇コ」といずみさんが言い返します。それに対してナイフを取り出し、「くたばれ」と襲い掛かるチカさん。いづみさんはその腕を掴んですかさず膝蹴りと蹴りを叩き込み、向かってきたチカさんの取り巻きの女二人もあっという間に倒してしまいます。そしてチカさんを引きずり起こしますが、チカさんも反撃に転じ本格的な闘いに突入します。いづみさんがお尻の下半分がほとんど出ている超ミニの短パン、チカさんも超ミニのスカートということもあり、取っ組み合いながら転がるだけで中々にセクシーでいい感じです。

そして二人は激しく取っ組み合いつつ階段を降りていきトイレの前の廊下でもつれながら転がります。そこでチカさんがいづみさんの頭を掴んでブラをはぎ取ったり、体制を切り返していづみさんがチカさんの股間を踏みつけてぐりぐりしたりして闘います。そしてそこから逃れたチカさんがいづみさんに顔にお尻を向けた形で馬乗りになり、いづみさんのパンティーを股間に食い込ませながら、「ほら、ぐちょぐちょじゃねーかこの色情牝豚女!」と罵ります。しかしいづみさんもお返しとばかり後ろから髪の毛を掴み、チカさんのバランスを崩させ、それで廊下に頭をぶつけたチカさんは痛がりながら床に仰向け状態で倒れます。その機会を逃さずにいづみさんはチカさんに素早く馬乗りになり、「てめーの口は汚ねーんだよ、これでも食ってろ!」と言って、チカちゃんの口にティッシュ(?)を押し込みここで闘いは終了となります。


<第二戦>
出演者: 森川いづみ vs 西口チカ(関口さとみ、伊藤舞)

なにかよくわからないけど、突然異世界みたいなところへ飛ばされたいづみさん。そこにはチカさんが待っており、プレスリー(?)の前で二人は決闘することに。上着を脱いだ二人はお互いに飛び掛かり、転がり取っ組み合いながら闘います。髪を掴んで押し合ったり、服を千切りあったりして闘います。そしていづみさんのおっぱいに噛み付いたチカさんに対して、お返しとばかりにその頸元に噛み付くいずみさん。そのまま首の血管を噛み切ってチカさんが血を吐いて倒れて闘いは終了となります。


温泉ズンドコ芸者(1992年)

メトミックアクションの第10作目です。

この作品の元ネタは山城新伍さん初め様々な俳優さんが出演していた東映の温泉〇〇芸者シリーズですね。元ネタである、この温泉〇〇芸者シリーズでもキャットファイトシーンがある作品も多いですね、”成人映画のCFシーン”で何作か紹介してますので興味がある人はそちらを見てみてください。

そして本作には以降中野監督の作品に数多く出演されることになる秋川典子さんが主演してます。この方もコメディタッチの演技が照れなく行えることもあり、中野監督の作品で代表される女優さんの一人と言えますね。この作品が中野監督作品の初出演のような気がします。


<第一戦>
出演者:秋川典子 vs 仙城かなえ

一人の男(先生って言っているので議員かな?)を巡って争う芸者の秋川典子さん仙城かなえさん。そして二人はその先生の背中を流すためにお風呂場へ向かいます。お互いに洗い方にけちをつけ口論しながら押し合いにはじめ、そのまま取っ組み合いになります。二人とも全裸ではなく、三助の恰好を意識したと思われる白いTシャツに白の太目のパンツ姿でそれが濡れてすけており、なかなか色っぽい感じです。お互いに服をめくりあげて胸を露出させたり、お尻にパンツを食い込ませて闘います。闘いは結構唐突に終了してしまいます。


<第二戦>
出演者: 秋川典子 vs 仙城かなえ

ふたりは芸者3番勝負で決着をつけることになります。3番勝負の最後が女相撲(みたいな闘い)となります。「はっけよいのこった」という掛け声でお互いの廻しを取っての組み合いになりますが、典子さんが髪を掴んで攻撃を始めます。その攻撃に負けずにかなえさんが典子さんを押し倒します。勝負はそこで終わらず、くんずほずれずの転がりあいから胸のつかみ合いに。更にまた立ち上がっての相撲のような取り組みから、典子さんが「秘儀 はまぐり潰し」と言ってかなえさんのあそこを鷲掴みにすると、すかさずかなえさんも「秘儀 はまぐり返し」と典子さんのあそこを鷲掴みにし返します。お互いに相手の攻撃を耐えながら攻め立てる状況になりますが、怪盗役の芹沢里緒さんが賞品である「天狗の一番汁」を盗んでいき、二人が追いかける展開となり闘いは終了となります。


<第三戦>
出演者: 秋川典子 vs 仙城かなえ

典子さんがかなえさんを外に呼び出します。「どうしてもやる気?」と尋ねるかなえさんに「人の客取る奴には腕ずくで思い知ってもらうよ」と返す典子さん。そして野外キャットファイトが始まります。ミニスカ姿で転がる二人。胸を露出させてそこを掴みあったりして闘います。かなえさんの蹴りが典子さんの股間にヒットして、お互いの体が離れると、
典子さん 「こうなったら最後の手段だ」
かなえさん「決着をつけてやるわ」
典子さん 「芸者3番勝負だよ」
というやり取りがあり、闘いの決着は芸者3番勝負でつけることになります。私はCFシーンしか見ておらず本作全編見たことがないので正確にはわからないのですが、もしかしたら第二戦と第三戦の順番は逆かもしれません


秘スパイ絶頂大作戦(1992年)

メトミックアクションの第11作目です。本作がメトミックアクションシリーズの最終作となります。
シリーズ最後を締めくくる本作の主役は前作の温泉ズンドコ芸者に続いて秋川典子さんでした。対戦相手も中村京子さん芹沢里緒さんといった中野監督作品には欠かせない面々で、シリーズを支えてきた陰の主役ともいうべき女優さん達でした。本作の元ネタは言うまでもなくスパイ大作戦だと思います。


<第一戦>
出演者:秋川典子 vs 服部由香

最初は典子さん由香さんとビルの陰のところで格闘となります。時間にしたらほんのちょっとでくんずほずれずのゴロゴロの後、典子さんの(嘘)ビンタで由香さんは気を失い闘いは終了になります。


<第二戦>
出演者:秋川典子 vs 中村京子

次の対戦は典子さん京子さん。部屋の中でワイシャツミニスカ姿で闘います。組み合って蹴りあって転がり合うといった闘いの後、靴にしこまれたナイフを典子さんが京子さんに刺して闘いは終了となります。こちらも時間は短くあっという間に終わってしまいます。


<第三戦>
出演者:秋川典子 vs 芹沢里緒

本作の最後のファイトは、ボスである芹沢里緒さん秋川典子さんの闘いとなります。シリーズの最終戦となる本対戦をこの二人が行うというのはとても納得感があります。二人ともコミカルな演技もこなすし、結構激しいアクションも可能な実力派なので、闘いはなかなかのスピード感があっていいです。奪い合う物を巡って対峙する二人。「どちらか生き残った者の物ね」という里緒さんの提案に典子さんが乗り素手での対決が始まります。比較的激しく取っ組み合う二人、お互いに上になって髪を掴んで振り回したり、蹴って引きはがしたりして闘います。そして胸も露出した状態で噛み付きあったりして一進一退の攻防を繰り広げますが最後は典子さんが里緒さんに馬乗りになり、頭を床に何度もぶつけて首を絞めて勝利します。


この闘いで一見勝負がついたと思ったら実は里緒さんは偽者で最後は屋上の上での闘いとなります。下から見上げるキックシーン等の中野監督のお約束がありつつ、最後不利になった典子さんが何故かパンダを人質にとるという作戦に出てCFは終了となります。


<後書き>メトミックアクションシリーズについて

このシリーズを通してみるとこの頃の中野監督の作品にはなんというか結構2000年以降の中野監督作品とは一味違う何かがあったんだなと感じてしまいます。私は断然初期の頃の作品のCFのほうが好きだったりします
そして私は中野監督の作品はこのメトミックアクションが集中リリースされた1991年、1992年に多く触れていたこともあり、この辺りの作品の印象が私にとっての中野監督作品に対するイメージのベースとなっている気がします。
ちなみに本シリーズの各作品からCFを含む様々な作品を抜粋してカタログ紹介的な編集がされていた「メトミックスペシャル 女闘三昧」というビデオもリリースされており、私はこの作品を見てメトミックアクションシリーズの全容を把握することができました。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 西口チカさんも芹沢理緒さんとメイキング映像でキャットファイトをその場で見せてくれたのを思い出しますね
    森川いづみさんは不良っぽいけどアイドルみたいな感じで西口チカさんとの決着戦でレザージャケットを互いに着てぐるぐる回りながら組み合ってという間の取り方がうまかったのを覚えてますね

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