天使の欲望(1979年)
この作品は中野監督のベスト・オブ・キャットファイト11本の記念すべき第一位に輝いている作品です。しかしながら本作についてインターネットで調べようとしても天使の欲望(2013)の情報がいっぱいでてきてしまい本作の情報見つけられない、、、、という方も多いかもしれません。ということで、そんな本作を個別にピックアップ!
もっとしなやかに もっとしたたかに (1979年)
出演者:森下愛子(田口彩子) vs 日夏たより(ミエ)
ロックバンドの親衛隊の一人である森下愛子さん演じる田口彩子が、同じ親衛隊の日夏たよりさん演じるミエと揉めて車から飛び出して取っ組み合いをはじめます。そもそもの原因はホテルでミエが相手するはずだった男を彩子が取ってしまったからとのこと。仲間達は「気が済むまでやらせよーぜ」と言いますが、すぐに彩子が喧嘩をやめて逃げだし主人公の車に助けを求めて乗り込みます。そして彩子を降ろせというミエを仲間が押さえてひとまずこの場は立ち去ります。この森下愛子さんの喧嘩相手であるミエは「実録不良少女 姦」でマコ役を演じている日夏さんですね。はじめて見た時には全く気がつきませんでした。血の出し方が過剰という共通点がありますね(笑)
色情海女ふんどし祭(1981年)
出演者:安西エリ(村田翠) vs 江崎和代(北野尚)
海女シリーズの第7作目になります。安西エリさん演じる村田翠と江崎和代さん演じる北野尚は村の若旦那(村長の息子)を巡って三角関係となっています。そんな二人は祭りの時にふんどし姿で砂浜で睨み合います。「なによパイパン」と尚が言えば「言っとくけどね、私はきんちゃくなんだよ。ざまあみろ」と返す翠。「こんちくしょー」と尚が翠をビンタします。「よくもやったわね」とすかさず翠も尚にビンタのお返しをして、そのまま取っ組み合いになります。ふんどし姿の女が砂浜で肉弾戦を繰り広げる光景はなかなか見応えがありますね。最後は仲間達に止められて引き離されます。この喧嘩の前のやり取りの会話が意味不明(ニュアンスはわかりますが)なのは海女映画のお約束ですね(笑)
嗚呼! おんなたち 猥歌(1981年)
出演者:中村れい子(羊子) vs 角ゆりこ(佳江)
内田裕也さん演じるヒモ同然の売れないロック歌手(既婚で奥さんがいる)と結婚したいと思っている角ゆりこさん演じる佳江だが、男が車の運転中に喧嘩になり事故を起こしてしまいます。男のほうは掠り傷で済んだが、佳江は病院に入院することになります。その病院の看護婦の羊子をロック歌手が犯して、それをきっかけで羊子とも肉体関係を重ねるようになります。ある日佳江が羊子の存在に気が付いて、家に押しかけていき二人は喧嘩になります。お互いに愛人という立場の二人、「気まぐれのセックスの相手なんだよ」と佳江が言うと「気まぐれでも遊びでも彼は今までここにいた」と言い返す羊子。「殺してやる」と佳江が飛び掛かり、お互いに自分の主張をしながら掴み合います。そして羊子は佳江を突き飛ばしますがすぐに立ち上がり、逆に羊子を強引に座らせて大量のビンタを浴びせさせる佳江。しかし二人共泣き崩れてしまいこの闘いは終わります。正直喧嘩というよりも、グダグダなじゃれ合い的な感じなので、CF的な見ごたえはあまりありませんでした。
(おまけ)
仲良くなった佳江と羊子がプールで泳ぎながら将来について話しています。佳江の話を聞いているうちに急に羊子が「殺してやる」と首を絞めながらプールに佳江を沈めるシーンがありました。殺してやるといいつつじゃれ合いみたいなレベルです。反撃がないので一方的ですし、あくまでおまけレベルで載せておきます。 この他にも特にご紹介しませんが3P中に嫉妬心から羊子が佳江のふとももに包丁で傷をつけてなめたりするシーンがあったりもします。
あんねの子守唄(1982年)
出演者:小森みちこ(みや) VS 吉沢由起(チサ子)
小森みちこさん演じるみやは社長の愛人をしています。みやは社長に奥さんと別れてもらって一緒に暮らしたいと思っています。ある日吉沢由起さん演じる社長の妻のチサ子がみやの家に乗り込んでいます。そこには社長が来ていました。当然逆上するチサ子。しかしみやも別れてほしいと思っているので、発言も強気です。「人の夫を寝取っておいて何て言いぐさなの」というチサ子に「奥さんのまねしているの」と返すみや。「なんてこと言うの」とチサ子がみやに組みついて、少し揉み合いになります。お互いに服に手をかけ引きちぎろうと引っ張ります。ただすぐに隣に住んでいる夫婦が止めにはいり、二人は引き離されてしまいます。最後はみやが妊娠を思わせる描写がはさまれて終わりました。大したファイトではないですが、ご参考までに。
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