日本成人映画03 [1972年~ 1973年]

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覗かれた情事(1972年)

出演者:白川和子(萬木夏子) vs 深町真樹子(指名手配犯の女) 

白川和子さん演じる官能小説作家の妻である夏子は、ある時から刺激を求めるようになり秘密クラブで抱かれた男(男は指名手配犯)に惹かれ始めてました。ある時その男のねぐらにやってくると男は深町真樹子さん演じる恋人の女とセックス(ただし服をきたままで下着だけ脱いだ状態)をしてました。夏子を見てセックスをやめる二人。夏子は男にどこでもいいから外へ出ないと誘います。それを聞いて女は「あんた、この男はあたいの彼氏だよ。あたしの目の前でなんだい、ホテルに誘おうっていうの」と言って怒り、「帰んなよ、あんたみたいな素人女がこの泥棒家業の男の相手なんてできるわけないよ、帰んな」と夏子を突き飛ばします。やられた夏子は「何すんのよ」と怒って立ち上がり女と睨み合います。「やる気かよ、あたいを怒らしたら知らないよ」といって女は夏子に往復ビンタを入れます。すかさず夏子が掴みかかって取っ組み合いが始まります。二人はもつれながら階段を転がりおり、闘いの舞台は1階の倉庫のようなところに移ります。そこで激しく取っ組み合う二人の女、互角の闘いを繰り広げます。そんな様子を2階から男はたばこをふかしながら楽し気に眺めております。そんな中床で転がりながら闘う二人の女、なかなかしっかりとCFを見せてくれていいシーンになってます。そして闘いは夏子が力づくで女を立ち上がらせてオイルの入ったドラム缶に無理やり頭を突っ込ませて勝利します。勝った夏子は「口ほどにもないじゃない」と女を蹴り見下ろします。そこに男がきて「やるじゃないか」と手拭いを渡してこのシーンは終わります。女同士の男を巡る闘いでなかなか見ごたえのあるCFシーンとなってました。


喜劇 セックス攻防戦(1972年)

出演者:葵三津子(お梅)軍団 vs 
    川崎いち子(桐子)&杉本美樹(マリ)&集三枝子(ルミ)&渡辺やよい(マリ)軍団

ステーキハウスの経営者の男は12人もの妾がいて、それぞれに店を任せていました。そんな中葵三津子さん演じるチェーン乗っ取りを企む妾2号のお梅の策略で、経営者の男が女性化(自分は女だと思い込んでしまう)してしまいます。そしてお梅は裏で多くの妾を味方につけて乗っ取りの準備を進めます。そんなお梅のたくらみを阻止すべく、川崎いち子さん演じる女将の桐子&お梅の策略に反対する妾2名がお梅軍団に立ち向かい、女同士の大乱闘が開始されます。人数の差でお梅サイドが優勢で闘いは進みますが、そこに杉本美樹さん演じる看護婦のマリ集三枝子さん演じる看護婦のルミ渡辺やよいさん演じる看護婦のマリの3名が、押されている女将の桐子側に加勢して闘いは加熱していきます。最後は経営者の男が治療によって正気に戻り、この騒動は終了となります。


恐怖女子高校 女暴力教室(1972年)

本作は女番長シリーズをリリースしている東映から出された別のスケ番もので恐怖女子高校シリーズとなります。このシリーズは4作でておりますが、4作全て池玲子さんと杉本美樹さんのどちらかが主演で出演されているので、女番長シリーズとよく似ています。ただこちらは恐怖女子高校シリーズなので、学園が舞台となっております。そんな恐怖女子高校シリーズ第一作目が本作になります。


出演者:杉本美樹 (中田迪子)グループ vs 衣麻遼子(福本澄子)グループの乱闘

1戦目は乱闘です。杉本美樹さん演じる中田迪子のグループと、衣麻遼子さん演じる福本澄子のグループが公園で乱闘になります。パンツもろだしで転げ回りながら闘っているのはいいですね。


出演者:杉本美樹 (中田迪子) VS 池玲子(尾野崎由紀)

2戦目は杉本美樹さん演じる中田迪子と、池玲子さん演じる尾野崎由紀の総番を賭けてのタイマンです。教室の中で仁義をお互いに切った後に迪子は「番長決めのタイマンはビーナスブリッジの上と昔から決まってるんだ」といって外に出ていきます。そしてそのビーナスブリッジで迪子と由紀のタイマンが始まります。お互いに殴ったり転がったり橋の柵に押し付けたりしつつ闘います。なかなか勝負がつかない中、迪子はナイフを2本だして1本を由紀に渡して「先に血を見たほうが負けだよ」と言い、この方法で決着をつけることになります。勝負はすれ違いざまお互いに切り傷を入れたことで、引き分けということで終わりました。ちなみに仁義を切る時の由紀はスカートの下に短パン的なものをパンティーの上にはいてましたが、タイマンの時は脱いでました。これはCF時の見栄えに影響するのでいい判断だと思いました(笑)


女因701号 さそり(1972年)

本作紹介するほどのCFでは正直ないのですが、一応ご紹介だけしておきます。日本映画で多くのキャットファイトを見せてくれた三原葉子さんが少し貫禄がでてしまった感があります。


<第一戦>

出演者:扇ひろ子(進藤梨恵) vs 三原葉子(政木)

最初は扇ひろ子さん演じる梨恵三原葉子さん演じる政木のイカサマをあばき喧嘩になるシーンです。政木は置いてあったハサミで襲い掛かりますが、梨恵に逆に押さえつけられて終了となります。三原葉子さんは日本映画でも何作かキャットファイトをされているのをご紹介しておりますが、非常に多くのCFを演じてきてますね。


<第二戦>

出演者:梶芽衣子(松島ナミ) vs 三原葉子(政木)

お風呂場で、こちらは闘いというより追いかけっこのような感じですので、紹介するまでもないのですが、一応参考までに。
政木が梨恵の代わりに罪を着せられ逆上します。政木は梨恵に飛び掛かりますが、梶芽衣子さん演じるナミが黒幕ということを察して今度はナミに襲い掛かります。シャワー室のドアを使い政木の突進を避けたナミですが、そのドアのガラスで額を切って血を流した政木は鬼の形相(というかむしろ面白メイクな感じですが)でガラス片をもってナミを追いかけます。最後は突き刺しにきた政木をナミがよけたことにより、後ろにいた看守の目にガラスがつき刺さってしまうことで政木が我にかえって終了という感じでした。


前科おんな 殺し節(1973年)

本作はあの中野貴雄監督が選んだベスト・オブ・キャットファイト11本の6位に選ばれている作品です。闘う二人も東映スケ番シリーズシリーズの顔ともいえる池玲子さんと杉本美樹さんです(でもこの作品は女番長シリーズではないです)そんな本作を個別にピックアップ!


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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 「前科おんな殺し節」の刑務所の決闘と
    ラストの死闘好きでしたね
    杉本美樹さんの少し暗い感じと池玲子さんの派手な感じは仲良くはなれずに殴り合って傷つけ合う事で通じ合う独特の関係でしたね

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