日本映画11[1990年~1994年]

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死の棘(1990年)

出演者:松坂慶子(ミホ) vs 木内みどり(邦子)

木内みどりさん演じる邦子と夫であるトシオが浮気したことにより、松坂慶子さん演じるミホは徐々に狂っていってしまいます。そんな中、邦子が家にやってきます。ミホはトシオに「(浮気相手が)あいつ?」と確認すると逃がしちゃいけないと家から飛び出て家の中に引き込みます。邦子はみんなから集めた見舞い金をもってやってきたのですが、ミホは人の家庭をめちゃくちゃにしておいて何が見舞金だと憤ります。そして、「おまえは必ず来ると思っていた、逃がすもんか」と言い、出口をふさぐようにトシオに命令します。そして「私を好きならこの女を私の目の前で殴れるでしょ」といいトシオに邦子を殴らせます。それでも気が済まないミホは「そんなことくらいで私のこころが治るもんか」と邦子に飛びかかり髪をつかんで壁に叩きつけます。その勢いに心配したトシオがミホにやめろと声をかけ、その隙に何とか邦子は外に逃げ出します。しかしミホも逃がすもんかと追いかけ、邦子が転んだことで追いつき、掴みかかります。邦子も抵抗して「助けて」と言いながらミホと掴み合い転がりまわります。そして、ミホが上になり、「そうだこいつのパンツもシャツもみんな脱がしてしまおう、トシオ足を押さえなさい」とトシオに命令します。これには邦子もトシオを蹴飛ばしたりして激しく抵抗します。ここで隣人の女性から「やめてください」と声がかかりこの闘いは終了となります。二人の取っ組み合いはもう少しカメラ寄ってほしかったという感じですね

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遺産相続(1990年)

出演者:佐久間良子(庄司喜久恵) vs 清水美沙(藤島美香)

本編は中小企業の社長が急死した事で、内縁の妻である佐久間良子さん演じる庄司喜久恵と小川真由美さん演じる別居中の妻である藤島静子が遺産をめぐって争うというお話ですが、残念ながらこの二人の直接の肉弾戦はほとんどないに等しかったです。選挙期間中に二人の間で「妾」「不感症」「淫乱」という言い合いがあったくらいですね。代わりにちょっと年の差がありますが喜久恵清水美沙さん演じる藤島美香の対決があったので載せておきます。二人の関係は姑と嫁。喜久恵の息子の嫁が美香となります。ずっと姑の傍若無人ぶりに我慢していた嫁・美香がぶちきれて、会社のマネキンをチェーンソーで壊しまくるのを喜久恵が止めに入り揉み合いになります。ちなみに美香の顔や服についているのは血ではなく赤い塗料です。まあ年の差もある為、個人的にはあまり惹かれませんが参考までにご紹介します。でも個人的には同じ年代であり心底憎しみ合ってる内縁の妻・喜久恵と別居中の妻・静子の直接対決が見たかったですね、、、。

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略奪愛(1991年)

出演者:黒木瞳(落合妙子) vs 萬田久子(白石由美)

萬田久子さん演じる白石由美と、由美の夫に異常な愛情を抱く黒木瞳さん演じる落合妙子の闘いです。妙子は由美の高校時代の後輩で由美を頼って上京し、そこで由美の婚約者である康夫と出会います。そして妙子は康夫を愛してしまい、怪電話をかけたりと少々壊れた行動に走ります。しかしそれを同僚に目撃されてしまい、二人の前から3年間姿を消してしまいます。その間に由美は順当に康夫と結婚し幸せな家庭を築いていたのですが、そこに妙子が現れたことにより歯車が狂いはじめます。康夫は美しさに磨きをかけた妙子の誘惑に耐えきれず、情事を重ね溺れていってしまいます。そして日増しにエスカレートする妙子の愛情からくる異常な行動。そして本シーンは愛情が強すぎておかしくなってしまった妙子と、妻として夫を盗られた妙子を憎む由美の対決となります。

引っ越しの準備をしている由美の家にやってきた妙子。何も言わず由美を突き飛ばして家に上がり込んできます。そして引っ越しの荷物を見て、「逃げるんだ」とつぶやきます。それを聞いた由美は怒りで声を震わせ「冗談じゃないわよ」と、妙子を責めます。しかし既におかしくなっている妙子はろくに話が通じません。怒りにまかせ妙子をビンタをする由美。何発もビンタを入れたり髪を引っ張ったりします。しかし妙子は一向に応えません。そんな中妙子の視線がテーブルの上の包丁を捉えます。妙子はその包丁のところへ駆け出し包丁を掴みます。そしてそのままその包丁で由美を襲う妙子。由美は物を投げたり暴れたりしながら、何とか刺されないように部屋の中やベランダを駆けて逃げ回ります。しかし、ベランダから部屋に入ったところで、壁に追い詰められてしまい、とうとう妙子に刺されてしまいます(刺されながらも妙子の髪を掴み引きはがそうとするシーンはいい感じです)その後何とか由美はバスルームに逃げ込みますが、追いかけてきた妙子にとどめの一撃を背中から刺されてしまいそのまま息絶えてしまい闘いは終了します。

黒木瞳さんの体当たりの濡れ場と、サイコな演技が見ごたえのある本作。個人的に本シーンは包丁を持って追い駆け回すのが中心だったのが残念でしたが、一流女優同士のCFはやはりいいですね。本作は私は1987年に話題となった「危険な情事」の日本アレンジ版的な感じだと思っておりましたが、実は京都で実際に起こった事件を下敷きに作られたものということです。武器を持たない素手での闘いであれば、最高だったのに、、、なんて思ってしまうのは私の個人的な希望だったりします。

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陽炎(1991年)「五社英雄映画CF11」

出演者:かたせ梨乃(千代春) vs 清水ひとみ(君勇)

本作が女闘眼で紹介する五社英雄監督の映画CF作品のラストになります。「吉原炎上」と「女殺油地獄」等他の作品にもちょこっとだけそれらしいシーンはあるのですが紹介するレベルではないので女闘眼では取り上げません(正直見てもあまり得るものはないかなと思います)
かたせ梨乃さん演じる千代春が、主人公のりんを狙って銃を構えているがそこに清水ひとみさん演じる君勇がドスを持って襲い掛かります。不意を突かれて誤射してしまう千代春。そこで狙いを君勇に変更しますが銃が弾切れになってしまい撃てません。そこにドスで突きかかる君勇。千代春も負けじとうまくドスをかわして手を押さえ、君勇に掴みかかります。炎上する屋敷で取っ組みあう着物姿の女二人。そのまま絡み合った状態で階段を転げ落ちますが、それでもまだ闘志激しく取っ組み合いを続ける二人。最後は燃え盛る柱が倒れてきて、絡み合う二人の姿を隠すように画面がフェードアウトしてこのシーンは終了となります。

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愛の新世界(1994年)

出演者:片岡礼子(アユミ) vs 市井由理(セイラ)

市井由里さん演じるホテトル嬢のセイラは、待合所にやってくると持っていたハンドバックを片岡礼子さん演じるアユミの頭にぶつけます。「このやろー、人の客にちょっかいだしやがって、ただで済むと思うなよ」と怒るセイラ。しかしアユミも負けじと「ちょっかいだすのは客の勝手だろ」と目の前にあった飴をセイラの顔に投げつけます。「言ってくれんじゃねーか」とアユミに蹴りを繰り出すセイラ。そこから二人は激しい取っ組み合いになります。部屋の中を罵声をあげながら転がりあう二人。最後は新しく事務で入った太めの女の子に「いいかげんにしろ」と一喝されて闘いは終了します。そして電話で指名を受けたセイラが「運のいいやつだね」と言い、「どっちが」とアユミも言い返し、セイラは部屋を出て行き本シーンは終わります。
ちなみに「このセイラ役の女性、どこかで見たことあるよな」って思ってたら、一時期ブレイクしたヒット曲”DA.YO.NE”を歌ってたEAST END×YURIのYURIちゃんでした。元々は篠原涼子ちゃんも所属していた東京パフォーマンスドールという女性アイドルグループに所属してました。演技(セリフ)のほうはちょっと残念な感じでしたが、このCFはなかなか激しくてよかったです。

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