日本映画06 [1968年~1972年]

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秘録おんな蔵(1968年)

出演者:長谷川待子(誰袖太夫) VS 宇田あけみ(紅梅太夫)

日本のキャットファイト文化「踏み合い」を知る為には必須の作品。白黒ながらも見応えは十分で素晴らしいCFが見れます。もちろんピックアップして詳しくご紹介します。


夜の手配師(1968年)夜の青春シリーズ8作目

出演者:稲垣美穂子(留美) vs 白木マリ(初枝)

梅宮辰夫さん演じる秀夫は白木マリさん演じる初枝の男でした。秀夫の仕事は夜のスカウトをやっていてその関係で稲垣美穂子さん演じるバー「貘」のママの留美から女の子のスカウト依頼を受けてそれに答えます。その中で秀夫と留美は関係を持ちます。そんな中初枝の旦那であるキャバレー王はバー「ドンキー」のママの座を初枝に与える条件として稼げる女の子を入れるよう条件をだします。そこで秀夫は留美の店から女の子を引き抜き初枝の店に渡します。そんな感じで色々とある中、秀夫が留美と仕事の関係で知り合ったことを知った初枝は怒ります。どうやら過去に何かあり初枝は留美に憎しみを抱いているようです。一方留美も初枝がバー「ドンキー」のママになったことが許せない様子。どうやら留美のほうも初枝に憎しみを抱いているようです。秀夫が「ようするにママは初枝さんの横っ面を張り飛ばせば気が済むんでしょ?」と言うと「張り飛ばす?そんな生易しいもんで済むもんですか。叩きつけてやりたいのよドブの中へ」と答えるくらい初枝に対して敵意を抱いております。そして留美は初枝から「店のママの座」と「キャバレー王の旦那」の両方を盗って追い出す策を秀夫に依頼します。そして秀夫は自分と初枝の情事をキャバレー王に見せることで初枝から旦那とママの座の両方を失くすことに成功します。店で泣きつぶれる初枝。その頃留美の家?ホテル?には依頼達成の報酬を得る為に秀夫がいました。上半身裸で一戦した後みたいです。そして飲み屋で留美と秀夫の関係を店の女の子に知らされた初枝。留美の家?ホテル?にやってきて呼び鈴を押します。そしてドアを開けた留美の横を強引に通って部屋に入るとそこには秀夫の姿がありました。「こんなところにいると絞り殺されるから帰ろう」と秀夫を連れ帰ろうとする初枝。「あんた貘のママになりそこねたことまだ根に持っているのね」と挑発するように言う留美。「やかましい、泥棒猫」という初枝に「なにさ、山猿」と留美が言い返します。怒った初枝は留美を突き飛ばしますが、すぐに立ち上がった留美は初枝にビンタを入れてそこから憎しみ合う銀座のママ同士の取っ組み合いが始まります。過去からの因縁もある二人はお互いに掴み合いながら激しく転がり合い、髪の毛を掴んだりといった闘いになります。最後は秀夫がビールを二人にかけて闘いは終わります。個人的にはこのCFについては闘いそのものよりもそこに至るまでの憎しみ合う二人の銀座の女が最後肉弾戦になるという流れが最高に良かったです。本当に夜の青春シリーズはCF的には素晴らしいなと思いました。


初恋・地獄篇(1968年)

出演者:石井くに子(ナナミ)、スージー・トランブル(女闘美A)、安西愛子(女闘美B)、安念むつ子(女闘美C) 

主人公が石井くに子さん演じるナナミをつけてヌードスタジオに行ってこっそり中をのぞきます。そこでは女同士が闘い、その姿を写真を撮ったり見物したりといった女闘美が行われていました。色んなシチュエーションでの女闘美を見せている風俗店という感じです。何となく”奇譚クラブ”の時代の女闘美のグラビアとかはこんな感じなんだろうなということを思いました。ただ映像自体は片方が一方的に攻めるというシチュエーションやぎごちない動きが多く、映像がスロー映像になったりして、あくまでも撮影の為に闘っているという感じでした。正直中身は大したことありませんので一応ご紹介するといった感じです。


経営学入門よりネオン太平記(1968年)

出演者:?(店の女の子の乱戦 

いきなりキャバレーの女の子同士が喧嘩しているシーンで始まります。1対1ではなくて乱闘ではないですが、3か所くらいで闘っている乱戦と言った感じです。闘っている女性はちょっとわかりませんが、よくある夜の女同士の客を巡るいざこざという感じです。やはり夜の女たちが集まるお店をテーマにした映画やドラマにはこのようなシーンを期待してしまいます


盛り場ブルース(1968年)

出演者:野川由美子(三宅かおり) vs 安城由貴子(シナ子)&?(先輩ホステス)

店に入った野川由美子さん演じるかおりに自分の客だった男が夢中になってしまい面白くない先輩ホステスと安城由貴子さん演じるシナ子の二人。メイク直しをしているかおりに体で客をとっているといちゃもんをつけます。かおりは「そんなことはしていない、悔しかったら腕で勝負しようじゃないの」と言います。それを聞いて怒ったシナ子がかおりをビンタして、そこからかおりは二人を相手に掴みかかります。かおりはニ対一だが負けずに闘います。騒ぎを聞きつけてやってきた梅宮辰夫さん演じる啓一に止められてこの喧嘩は終わります。これは一対一の喧嘩だったらもっと見ごたえのある闘いになったような気がしますのでそこが残念ですね。


日本悪人伝 地獄の道づれ(1972年)

出演者:真山知子(マリア) vs 森秋子(亀島芳子)

森秋子さん演じる芳子が主人公の男とベットでやっているところにやってきた真山知子さん演じるマリア。「ここは私のベットだよ、降りな」と芳子をベットから引きずり降ろそうとするマリアですが、芳子も「おやめになって下さい」と上品な言葉ですが、しっかり抵抗してベットから降りずにマリアの服を掴み引きちぎります。マリアは下着もつけていなかったのかそれだけで全裸になってます。そのままベットの上で全裸で絡み合う二人。ベットから引きずり降ろそうとするマリアと抵抗する芳子。最後はマリアが「おやめあそばせ」と抵抗する芳子を膝でつついてベットから突き落とします。闘い自体は芳子が今一つ攻撃的ではないのが今一でしたが、ベットの上で全裸で二人の女性が絡み合うのはなかなかHでいい感じです。一つ気になったのはベットから落とした直後画面が変わるといきなりマリアの下半身にタオル?がかかってます。落とした時は何もかかってない全裸状態だったのに!?となりました。このカットの間に下半身を隠すのにのせておいたと思いますが場面のつながりを大事にしてほしいなと思いました。


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