女闘美2 化粧部員のジェラシー(1990年)
出演者:菊池エリ、島田さとみ、神山洋子、氷室真由美、高木なぎさ、吉村ゆう
私が初めてAVをレンタルして視聴したのが女闘美シリーズの第2作目であるこの「女闘美2 化粧部員のジェラシー」でした。大人になってからの私のキャットファイトの歴史の始まりがここにあると言っても過言ではないくらい、個人的には最も思い入れが大きい作品となります。もはや内容や理屈ではなく、私の心に刻まれたキャットファイトの一つと言えるかもしれません。そんな個人的に非常に思い入れのある女闘美2を個別にピックアップ!
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女闘美3 淫舞夢(1990年)
出演者:中原絵美 vs 小川さおり
女闘美シリーズの最終作となる本作。ちょっと残念ですが他の2作品と比べるとCFシーンが少し今一な感じです(他2作が良いから相対的にそう思ってしまうのかもしれませんが、、、)。この作品にでている中原絵美さんは表情や攻撃的なところ、また声の色っぽさといい非常にCF向きで素晴らしいです。ただ対する小川さおりさんがちょっと、、、といった感じで、年齢も絵美さんに比べ結構上なだけではなく、顔、スタイル、声、演技力等全てにおいて絵美さんと比べると厳しい感じです。もし小川さおりさんの役を女闘美1に出た栗原早紀さんが演じていたら非常に迫力のある最高級の作品に仕上がったのではなんて思ってしまいました。
ちなみに本作は「絵美とひとみの女闘美大決戦」という名前で一部内容がカットされているものもセルビデオとして売られてまして、私はこちらを入手しておりました。後で気がついたのですがこちらのパッケージでは”小川さおり”ではなく”小川ひとみ”と表記されており、前回の女闘眼のレビューを書いた際にはこちらの名前を書いてしまっていたので名前を小川ひとみさんと書いてしまってました。正確には小川さおりさんが正しいお名前なんだと思います。
パッケージ


ちなみにPKGはそれぞれこんな感じでした。オリジナルの女闘美Ⅲ淫舞夢のPKGの裏面にある絵美からさおりへのビンタシーンと、絵美とひとみの女闘美大決戦のPKGの裏面の写真にある草原でのさおりから絵美へのビンタシーンは残念ながら本編には収録されてなかったです。せっかくビンタを張り合うシーンの写真を撮ったのなら本編にその映像もきちんと入れてくれればいいのにと思いました。
簡単にストーリーを補足しつつご紹介します。小川さおりさん演じる女流画家と中原絵美さん演じるモデルの女性は、画家の先生とモデルと言う枠を超えて女同士で愛し合うようになります。しかしさおりが海外に行っている間に絵美に男ができてしまいます。そのことを問いただすべくさおりは絵美を呼び出してレストランでの話し合いが始まります。この会話の途中で怒ったさおりは、絵美に向かって自分の飲んでいた紅茶をかけます(今一届いていない中途半端なかけ方です)それに対して絵美もお返しにグラスの水を思いっきりさおりにかけます(こちらは突き刺さるようにさおりの顔面をとらえます)
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そして場所を変えることになり、アトリエへ戻る二人。そこでまた話し合いますが、結局わかりあえずに喧嘩になります。まずさおりが絵美をビンタします。すかさず絵美もお返しのビンタをさおりにおみまいしてここから肉弾戦が始まります。まずはベットの上でもつれ合う二人、この時さおりがベットから床へ顔から落ちてしまい、鼻血をだしてしまいます。(これは本当のハプニングのようにも見えますが、もしかして演出かもしれません)そして終始絵美が押し気味でベットの上で闘います。
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その後、さおりが絵美の腕を掴み別の部屋に連れていき、倒したところに水をかけます。それに怒った絵美がさおりに飛び掛かりまた闘いが始まります。お互いに転がりながら馬乗りになったり、罵倒しあったりといった喧嘩が繰り広げられます。
さおりのほうが闘志が足りず、終始絵美に押される闘いになります。最後は絵美がさおりを押さえ込んで闘いは終わりとなります。
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フラッシュバック23(1990年)
出演者:佐倉麻子 vs 安藤加奈
佐倉麻子さんと安藤加奈さんは売れないコンビ歌手という役柄です。二人はコンビを組んでいるのですが、お互いに相手に不信感を持っており、仲が良くありません。しかも二人とも売れない原因は自分ではなく相手にあると思っています。プールで泳いでいても相手への対抗心がうずき、スピードを競い合ったりします。水泳の競争で麻子が勝って、勝ち誇った顔で加奈を見たところに、マネージャーがやってきて、結構有名な作曲家が曲をかいてくれることになったと大喜びで告げます。それを受けて加奈が麻子に対して「麻ちゃん、お願いだから足ひっぱんないでね」と言います。麻子も負けずに「売れなかった原因はあなたにあるんじゃないんの」といい返します。「生意気言うんじゃないよ」と加奈もすかさず言い返し「他の子探してくんない?」とマネージャーに言います。それを聞いて怒った麻子は「もうこの人とやってられない、仕事の話はよして」とマネージャーに言います。それを聞いた加奈は怒り「勝手いってんじゃないよ」と麻子の肩を突き飛ばします。やられた麻子も怒り「何すんだよ」とやり返します。それを受けて加奈はプールに麻子を突き落とし、また麻子も加奈の足を引っ張ってプールの中に引きずりこんでプールの中で取っ組み合いになります。互いの水着を引っ張ったり、水中へ押し込んだりの闘いを繰り広げる二人。最後はマネージャーが止めようとしてプールに落ちてぐちゃぐちゃになったところで終了。闘い自体はちょっと揉めているといった感じで若干緩いですが、一応ご紹介まで。でもこの時代はこのようにCFシーンがちょっとあるだけでも貴重に感じたものでした。
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SMキャットファイト ドミナの屈辱(1991年)
出演者:姫野亜利砂 vs 柏木由美
この作品はまずパッケージのインパクトがなかなかでした。見つけた時には即座にレンタル決定!ということで喜んだことを覚えております。
パッケージ

ちなみにPKGはこんな感じです。インパクト十分で正にキャットファイトを感じさせるもので、このPKGだけでも興奮してしまうような素晴らしいPKGとなってました。
本作で闘いを繰り広げる姫野亜利砂さんと柏木由美さんは二人ともSM嬢の役です。ある日亜利砂の客が、由美を連れて亜梨沙のところにきてSMプレイを希望します。そこで由美に対して亜利砂はお寿司をあそこに入れるなどしてかなり無茶なプレイをします。この事がこれから始まる二人の女の闘いのきっかけになります。
その後、別の客に呼び出された亜利砂がホテルの部屋に向かうとそこには由美が待ってました。由美は亜利砂にされたことに対しての仕返しをしたくて客と組んで亜利砂をこの部屋に呼び出したのでした。「あのときはずいぶんなプレイをしてくれたわね、おかげで一週間、産婦人科に通ったのよ」と言い、縛られて動けない亜利砂の顔に向かって放尿します。そして更にその後も由美は亜利砂を徹底的に虐めていたぶって、亜利砂はぼろぼろになってしまいます。そのことで亜利砂は由美に復讐することを誓います。
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亜利砂は今度はお返しに知り合いの男をつかって由美を呼び出します。そして縛って動けなくなったところで由美の前にその姿を現します。そして「あの時のお返しをさせてもらうわよ」とまずは由美の顔に向かってお返しの放尿をします。やはり女の喧嘩はやられたことはやり返すというのがいいですね。次に由美の鼻にフックをかけて豚鼻にして楽しみ「いい顔よ」といって嘲ります。そしてカミソリを取り出し由美の片方の眉毛を剃っていきます。
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しかし、隙をついて由美が拘束状態から抜け出し、亜利砂を突き飛ばしてここから二人の女の取っ組み合いの喧嘩が始まります。お互いに罵倒しながら掴み合い転がり合う二人。相手の女性にそれぞれ恨みがある女同士の闘いは激しさを増していきます。本作品のCFの中でも由美が亜利砂の髪の毛をかなり強く掴み床に押しつけた直後に、亜利砂が「調子のるんじゃないわよ」と髪を掴み返して押しつけ返すシーンはなかなか見応えがありました。また亜利砂が由美のパンティーを思いっきり後ろからアソコに食い込ませ由美が喘ぐような声をだすシーンも個人的にはお気に入りです。最後はぼろぼろになって二人とも闘うことはできなくなりますが、亜利砂は何とか自分のバックまで這っていき倒れている由美にSMの出張料金となるお札を投げ飛ばしてこの闘いは終了となります。闘いはなかなか見ごたえあるのですが、闘っている時に体に巻き付いた縄とか鎖とかが邪魔をして闘いずらそうだなっていうのだけが少し残念でした。
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本作の監督は女性監督の三上るかさんです。この方は翌年に「レズビアン・キャットファイト 牝猫の舌」というCF作品を監督として世に送り出しております。三上さんはCFする女同士がお互いに相手を憎む為の理由や経緯を描かれた上で、最後激しいキャットファイトに繋がるという流れを丁寧に見せてくれます。ところどころで描かれる女性監督ならではの視点を生かした女性の感情の描写がとてもうまく、三上さんの監督としての力量を感じます。
WRAPPING LOVE(1991年)
出演者:橘あゆみ vs ユウナ
橘あゆみさんとユウナさんはルームメイトです。ある日、ユウナの彼氏が部屋に遊びに来たときにあゆみしかおらず、そこで二人はHをしてしまいます。その頃ユウナも他の男と浮気していてHしちゃってます。そしてユウナが部屋に帰ってきてあゆみに向かって「私の彼と寝たでしょ」と問い詰めますが「あんたも他の男と寝てたでしょ」とあゆみも言い返します。図星をつかれたユウナは「今日のところは許すわ、ところで彼何か言ってた?」とあゆみに聞きます。すると「あんたより私のほうが気持ちよかったって」とあゆみが言い、この一言がきっかけで取っ組み合いの喧嘩が始まります。ユウナがあゆみに飛び掛り、あゆみも負けずにユウナを押さえつけようとして、部屋の中で転がりまわりながらの取っ組み合います。
AVとしては露出度が低くちょっと残念ですが、喧嘩自体は結構本気で闘っておりファイトシーンの時間こそ少ないですが、なかなか見ごたえがありました。ただ闘いの最中にあゆみが「いつも障子替え私にやらせて」とか言ったりして、このあまりにも突拍子もないセリフに脱力してしまいました。おそらく女優さんが真面目であればあるほどアドリブで”なんか相手を罵倒する言葉を言わなきゃ”とか”悪口を言わなきゃ”という気持ちがあり、それで思わず意味の分からない言葉が出てしまったのだと思います。ファイトが真剣であればあるほどセリフ的な言葉というものは不自然になる傾向を強く感じてしまいますので、最近では肉弾戦の最中は余計な言葉の応酬はないほうが良いのではないかと強く思うようになりました。一言で言える「ブス!」や「このー」とか言った気合いの声、「いたっ」とかの悲鳴等であればいいですが、長々としたセリフはテンポを乱すことになるので個人的にはないほうがいいですね。ちなみに本作は女闘美シリーズを世に送り出したパピヨンさんの作品です。
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コメント
コメント一覧 (6件)
毎回の情報量と文書力には脱帽です。
女闘美シリーズはAVの中にCFを取り入れてくれた作品ですね。
ドミナの屈辱をレンタル店で見つけましたが、貸し出し中でいつの間にか無くなっていた記憶があります。
姫野亜利砂さんは、トライアングルレズビアン2でお世話になりました。
あの頃は、ほんの数十秒のシーンのためにパッケージを隅から隅までチェックしてましたね。
あと、タイトルで「レズバトル」と謳われていたものが多くはびこっていて、掴まされた時代でもあります。
>あの頃は、ほんの数十秒のシーンのためにパッケージを隅から隅までチェックしてましたね。
やりましたやりました。私はあの時の経験でビデオのPKGの背表紙を見る動体視力が鍛えられたと思います。あの頃はキャットファイトというジャンル自体ないに等しかったので、AVが置かれている全ての棚をくまなく見て探してました。もちろん背表紙の煽り文句に騙されたこと数知れずという感じです。特に「バトル」「VS」「対決」「闘い」という言葉には何度やられたかわかりませんね(笑)
「ドミナの屈辱」見ました
女性監督の三上るかさんが撮ってましたね
姫野亜利沙さんが笑いながら「メス豚!」って罵ると柏木由美さんが「ウンコなんてして
稼いでんじゃねーね」「てめえみたいなSMはしてねーよ」と返せば亜利沙さんは「一緒にするんじゃねーよ」と言い返す
マジで喧嘩してるようにしか見えなかったです 由美さんが大の字になってるところで辛うじて這い上がった亜利沙さんが札束ばらまいて「払ってやるよ!」その後ダウンって
少し出来過ぎでしたけど
最後のシーンで街で再会した2人が互いを殴る真似をして別れる場面まで覚えてます
「女闘美」はパート2の方が有名な気はしますがタイマンの最中に体力が尽きかけま小川さおりさんに向かって中川絵美さんが「で、アタシをどうしたいの そのうち息があがるよクソババア」と嘲笑したり腹いせ紛れに水を頭からかけたさおりさんに「何するんだよ!」と語気を荒げて喧嘩を買う姿はリアルでしたね
女闘美3で「小川さおりさんがちょっと、、、」というのはわかります。栗原早紀さんが演じていたら確かにどれだけ良い作品になったものかと思います。女闘美3の最後の「メトミストにつぐ」とあり、ファンクラブのような形で開設する告知がありました。埼玉県を拠点にするとのことでしたが、どのような活動をされていたか情報知っている方是非とも提供お願いします。(1990年なのでどこまで情報が集まるか・・・)
「メトミストにつぐ」の告知は私は女闘美2の最後に見ました。あの頃の諸先輩方の情熱を感じて、また他にも同じような嗜好の方がいるということが分かってとても嬉しかった記憶があります。もしもその時代を知る先輩の皆様の中で女闘眼をご覧いただいている方がいらっしゃいましたら是非とも気軽にコメントに何でもいいので書き込んで頂けると嬉しいです。