まずはキャットファイトとは?というところから書いていこうと思います。
このサイトに来た方の中には今更言われなくてもわかっているという方も多くいらっしゃるかも知れませんが、多少深く突っ込んだ形で記載しております。
キャットファイト(CATFIGHT)とは
キャットファイトという言葉も大分広まり、この言葉自体については聞いたことがあるという一般の人も増えてきている気がします。
このキャットファイトという言葉は海外から来た言葉で、もともとの英語表記ではCATFIGHTと書きます。
そのままだと猫(cat)の闘い(fight)なのですが、もちろんそのような意味を表す為に創られた言葉ではなく、通常は
「女同士の争い、闘い」
を指す言葉として使われております。
それは単なる「意見の対立」や「睨み合い」「口げんか」といったレベルの状態をそう呼ぶこともありますが、主には「殴る」「引っかく」「髪を引っ張る」「取っ組み合う」「掴み合う」といった肉体的なぶつかり合いを含む闘いが起こった状態を表していることが多いです。
また、この言葉は闘っている女性を若干下に見るような侮辱的なニュアンスが含まれていると言われており、格闘技のような技術を競い合った真剣勝負や、スポーツマンシップにのっとりお互いが相手を認め合った上で闘ったりする場合にはあまり使われず、より感情的に、より動物的に女性同士が争い、闘っているような場面で用いられ、周りに群がった観衆が「もっとやれー」「服をはぎ取れ」「殴れ、蹴れー」と無責任にはやし立て、女同士の闘いをある意味娯楽として見世物的に愉しんでいるようなそんなイメージで使われます。(あくまでイメージというお話です)
ここで私的にはキャットファイトは女同士の闘いを指す言葉だと認識してますが、一般の人の使われ方の中では残念ながら男vs女の闘いもキャットファイトと銘打たれているものも多々あります。最近では女性っぽい男性同士の闘いをキャットファイトと記載していたりする場合すらでてきております。しかしながら、私たちのようなキャットファイト嗜好をもっている人達の世界では最低限のラインとしてキャットファイトは女同士の闘いを表す言葉として確実に定義したいところです。こちらの世界においては、男vs女の闘いを指す言葉はきちんと
ミックスファイト(MIXFIGHT)
という言葉で確立していると思いますので、男vs女の闘いを”キャットファイト”と表現するのはやめてほしいと私は考えてます。
もちろんこの女闘眼では
「キャットファイト(CATFIGHT)=女同士の闘い」
という意味で使っていきます。
またキャットファイトはよく”CF”と略されます。私も本サイトの中ではCFという略語を非常に多く使っていきますのでよろしくお願いします。
CATFIGHTという言葉の語源と広がり
ではこのCATFIGHT(キャットファイト)という言葉はいつ頃に生まれていつ頃から使われはじめたのでしょうか?
”CATFIGHT”という用語は「オックスフォード英語辞典の中で1824年にEbenezer Mackによって書かれた疑似英雄詩(mock heroic poem)のタイトル及び主題として記録された」と言われており、アメリカでは1854年にBenjamin G. Ferrisが、共有している一人の夫をめぐって争うモルモン教(一夫多妻制を取っている宗教)の女性達を書いた本の中で、女性間の闘いを説明するために使用されたといわれております。
その後1940年の大統領選挙において、アメリカの新聞がClare Boothe Luce(作家、政治家、米国大使)とDorothy Thompson(ジャーナリスト)という二人の女性による支持する候補者を巡っての論争を表す言葉として”CATFIGHT”という用語を使ったみたいです。このあたりからこの言葉も世間に認知されるようになりアメリカのニュースや大衆メディアで使われるようになっていったようです。性的嗜好を目的としたキャットファイトの写真や映像は1950年頃にアメリカの大衆文化に登場してきたようです。そして1960年頃からは数多くの映画やテレビドラマの中でキャットファイトシーンを見ることができるようになり、一般の人達に浸透していったみたいです。「参考:英語版Wikipedoa」
では何故女同士の闘い(喧嘩)がCATFIGHT、いわゆる猫の闘いなのでしょうか?
これには諸説あるのですが、大体以下に上げている3つが有力な説のようです。
- 昔からCATという単語は裏では尻軽な女性を表すような蔑称として使われており、そこからあられもない女性同士の闘いを”CATFIGHT”と呼ぶようになったと言う説
- 女性同士の喧嘩が決定打に欠け、ひっかきあい等の消耗戦になるところが猫の喧嘩と似ているからという説
- 女性が喧嘩している時に発する声が、喧嘩している猫の鳴き声のようだからという説
まあどれもイメージ的にはわかる気がしますし、ひとつに決める必要もないので、諸説あるという認識でいいと思います。
いずれにせよ現在女同士の闘いや喧嘩について、世界共通語として”CATFIGHT”という言葉が使われております。
それにしても、CATFIGHTとはうまく名づけたものですね。このように明確に名称をつけて定義することで、後の時代における情報整理にも役立ちますし、インターネット全盛の現代においては検索ワードとしての重要性も見逃せないメリットとなっております。
ただ最近では、あまりにも一般的に広まりすぎたこともあり、ネットでの検索の際には大量の雑音情報が引っ掛かって情報の渦に溺れてしまい、そこから価値のある情報を選別するといったことが難しくなってしまったことは私たちにとってはあまり喜べない事実だったりしますね。
とは言えインターネットのなかった時代に、キャットファイトの情報そのものがほとんど見つけられなかった、あるいは見つける為に莫大な手間がかかった時代を体験をしている私としましては、今のほうが幸せな時代だなと感じるというのはいうのは間違いないですね。
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